イーサリアム創設者Vitalik Buterin来日イベント総括

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3月28日(水)、東京大学の伊藤謝恩ホールにてイーサリアム・ジャパン( https://ethereumjapan.org/ )の第一回ミートアップイベントが開催されました。

イーサリアム創設者のVitalik Buterinも来日し、大勢のブロックチェーン関係者やデベロッパーが集まりました。講演は主に技術的な内容でしたが、イーサリアム・ジャパンは今後、日本におけるイーサリアムコミュニティを更に成長、拡大させていく必要性を強く訴えました。

講演内容

宮口礼子: “Why Ethereum? Why now”

宮口氏はイーサリアム財団(非営利団体)の事務局長に先月就任したばかりです。講演では人類が今まで人工的に作り上げた男女差別、飢餓、人身売買、格差社会など世界を取り巻く様々な社会問題解決のために将来的にイーサリアムやブロックチェーン技術が利用される未来について語りました。また、イーサリアムコミュニティがあってのイーサリアム財団及びイーサリアムネットワークがあることを強調し、今後、コミュニティの形成と成長、技術開発のための教育や助成金を強化していく方針も示しました。

Vitalik Buterin: “Future with Ethereum”

イーサリアム創設者の若き天才ヴィタリック氏はイーサリアムの今後の開発ロードマップについて講演を行いました。今、イーサリアムが抱えているスケーラビリティ問題を解決するためにどのような研究や試験的導入が行われているかについてです。その解決策を主に3つあります

Casper FFG

イーサリアムは現在Proof of Work(PoW)をコンセンサスアルゴリズムとして採用していますが、これをProof of Stake(Pos、通称Casper FFG)に移行するというものです。PoWでセキュリティを保つためには大量の電気消費が必要であり、環境への影響も問題視されています。Casperではその問題がなくなり、効率的にセキュリティが保てるとされています。Casperは既にテストネットがリリースされ、Runtime Verification社や他の研究機関が導入実験を行っています。PoSに移行するためにはハードフォークが必要であり、どのタイミングで行われるかに注目です。

「PoW・PoS・PoI」 仮想通貨取引をやっていると必ず出会うこの用語たち。 分からないけど見て見ぬ振り…なんてしていないでしょうか?

Plasma

プラズマはイーサリアムのブロックチェーンを階層化することによって、トランズアクションを承認するために必要な情報量を大幅に削減するという取り組みです。Plasmaについては3月上旬にパリで行われた開発会議でも取り上げられました。現在は日本人の長谷川潤氏が代表を務めるOmiseGoが実装に向けて開発を進めているということです。

イーサリアム創業者のヴィタリック(Vitalik)氏が先日パリで行われたEthCCにサプライズ登場し、「Plasma Cash」を発表しました。
本記事では仮想通貨OmiseGO(オミセゴー)とそのプロジェクトについてご紹介します。 創設者に日本人がいることから日本でも話題になっている通貨で

Sharding

シャーディングはトランズアクションの検証作業を分割し、並列に行うということです。どのノードがどのトランズアクションを検証するかを無作為に割り当てることによって不正が防げます。これによってすべてのノードが全てのトランズアクションを検証する必要がなくなり、一度に処理できるトランズアクション数を大幅に増やせることが期待されています。

以上の3点に加え、Vitalik氏は今後のイーサリアムの課題としては、イーサリアム開発のドキュメンテーション(文書・文献)や開発言語であるSolidityやVyperの改善を挙げました。

Karl Floersch: “What is Sharding?”

ShardingやPlasmaの開発を行うコアデベロッパーのKarl氏はShardingの仕組みや技術について詳しく話しました。

David Knott: “What is Plasma MVP?”

PlasmaとPlasma Cashの仕組みや技術について詳しく話しました。

Joseph Poom: “What is Plasma?”

ライトニングネットワークやPlasmaの発案者であるJoseph Poomは「Theory of the firm (企業の理論)」の話から始まり、ブロックチェーンの登場のよってこの理論が今後崩壊していく未来について語りました。また、Plasmaを利用することによってパブリックチェーンの上に独自のルールを組み合わせたプライベートチェーンなども乗せていける仕組みについて説明しました。

https://en.wikipedia.org/wiki/Theory_of_the_firm

https://kotobank.jp/企業の理論-50143

Cosmos

TendermintとCosmosの開発者Jae Kwon氏がCosmosについて話しました。Cosmosはブロックチェーンの互換性問題を解決するするため、ブロックチェーンを繋げるハブになりえる技術を開発しています。

https://cosmos.network/intro

Golem

Golemの創業者Julian Zawistowski氏はユーザー同士が利用していないパソコンの余剰処理能力を共有できるシステムについて語りました。処理能力をまとめることによって今まで時間がかかったり、解決しにくかった複雑な問題を効率的に処理できるようになります。

https://golem.network/index.html

Maker / Dai Token

Makerのアジア支局長QJ Wang氏がDai Tokenについて話しました。ほとんどの仮想通貨は価格変動が激しく、取引や決済に使いづらいという問題に悩まされています。Dai Tokenはこの問題を解決するボラティリティの低いStable Coinを目指しています。

https://makerdao.com/

Give Directly

Give Directly は世界で最も貧しい人々に無条件で現金給付を行う非営利団体団体です。今回のイベントではVitalik氏とOmiseGoがGive Directlyに仮想通貨約1億円分を寄付したことが発表されました。Give Directlyは様々なIT業界やブロックチェーン業界の著名人から支援されており、今後も活動を広げ、世界中の貧困問題解決にあたっていく方針です。

https://techcrunch.com/2018/03/27/refugee-charity-turns-to-crypto/


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