「WAX(ワックス)」は「Worldwide Asset eXvhange」の略で、ゲーム内アイテム売買サイトを運営する会社が立ち上げたオンラインゲームアイテムの売買を行う分散型台帳取引プラットフォームです。
現在行なわれているアイテム取引をブロックチェーン技術により分散処理させています。
そうすることでより安全で、より低い手数料で、透明性の高い取引を行えるようにすることが可能となります。
忙しい人向け!WAXとは?
- ERC20トークンが実装されている
- 数億人にも及ぶユーザーがいる
- SALTと連携している
WAXとは
名称 | WAX(ワックス) |
通貨単位 | WAX |
発行日 | 2017年10月5日 |
発行上限数 | 1,850,000,000 WAX |
時価総額得ランキング | 87位 |
Waxはブロックチェーン技術の力を活用してビデオゲームでの使用だけでなくバーチャルグッズをトークン化し、暗号化を容易にする目的があります。
スマートコントラクトも実装されており、買い手と売り手の間の取引を簡単に行うことができます。
WAXのプラットフォームは売り手が分散型プラットフォーム上で独自の仮想ストアを作成し、即座の支払い、高いセキュリティ、信頼の置けるサービスを提供することができます。
ICOを実施した際には日本円で90億円を超える資金を調達することができました。ゲームに関するICOでは非常に多くの資金を集めることに成功しています。
実際にサービスも使うことのできる点から大きな注目を集めています。
Waxの特徴
それではWaxの特徴をひとつずつ見ていきましょう!
Waxの主な特徴はこちら
- ERC20トークン
- OPSkins創業者によって開発
- SALTと連携
ERC20トークン
ERCとは「Ethereum Request for Comments」の略で、20は「Token Standard #20」(20番目の項目)の略です。
ERC20とはイーサリアムのブロックチェーン上で新規にトークンを発行(ICO)する時に採用される統一の基準・仕様のことを指します。
つまり、「イーサリアムでトークンを作るためのルール」となります。
ERC〇〇とは:
ERC20準拠のトークンは、互換性があるため、トークンの審査する取引所も審査がしやすいという特徴があります。また、取引所内での管理もERC20の規格に準拠していることで、管理もしやすくなっています。
ICOで資金調達をする際、トークンセール(トークンの売り出し)を行います。しかしICOをするトークンの統一の基準・仕様がない場合、一般のトレーダー達はそれぞれの独自ウォレットを用意しなくてはならないなどの手間が発生し、同様に開発者側も独自ウォレットを開発しなければなりません。
それを解決したのがERCというルール。
特にERC20は、それに準拠にすることで共通したプログラムで取引できる為、共通のウォレットが利用できるため毎回ICOに参加するたびに環境を整える必要がなくなります。
ICOとは:
OPSkins創業者によって開発
Waxのプロジェクトを立ち上げたのは「OPSkins」という世界最大規模のゲーム内アイテム売買サイトで、このOPSkinsは多くのユーザーに利用されているサービスです。
開発元であるOPSkinsの社会的な信頼度はWaxにもいい意味で影響してくると考えられます。
OPSkinsは世界トップクラス(週に200万件の売買)の取引量があります。しかし日本からの参加は登録が面倒だった登録が面倒なことから今までは購入代理というサービスまであるほどでした。
そういったバックグラウンドがあるため、Wax自体も今後勢力を伸ばしていくのではないかと考えられます。
Waxはゲームの収入、購入、販売をしてる4億人以上のオンラインゲームプレイヤーにサービスを提供することを前提に設計されています。
有名なサービスやアプリ、ゲームとなってくるとサーバーダウンなどが課題にも上がってきますが、最初からある程度売れる予測が付いているために、4億人という人数を想定して作られているというのは信用度が大きく高まります。
SALTと連携
Waxは仮想通貨SALTで借りることのできるキャッシュローンの担保として認められました。
借金の担保はやはり信用のあるものでないと担保として意味をなさないのですが、これを認められたということは非常に信用が高いと言えます。
SALTとは?:
Waxのチャート・時価総額

引用:https://coinmarketcap.com/currencies/wax/#charts
Waxは公開から値段が下がり続けていますが、Wax自体の性能や将来性が低いからという訳ではないように感じます。
現在は全体的に仮想通貨の相場自体が下落しており、値段が非常に伸びにくいと判断できます。
多くのユーザーを獲得しているバックグラウンド、またSALTの仮想通貨融資の担保としても認められているという点で、今後の価格上昇に期待されます。
Waxの開発状況・将来性
https://wax.io/documents/WAX_White_Paper.pdf?1519171466266
こちらがWaxのホワイトペーパーとなります。ロードマップは見つけることができませんでした。
GitHubを確認したのですが更新は最低でも2年はされていないため開発状況に懸念が感じられます。
しかしSNSの更新頻度は非常に高く、ほぼ毎日更新されています。そのため今後の情報を集める際にはTelegramやTwitterを確認すると良いかもしれません。
Waxを購入できる取引所
仮想通貨Waxは現在のところ日本国内の取引所では取扱がないため、購入するには海外の取引所を利用する必要があります。
Waxを取り扱う主な取引所はこちら
- Bittrex
- Upbit
- Huobi
海外の取引所で購入するにしても、まずは国内の取引所でビットコインを購入した後に、送金する必要があるため、国内の取引所の登録は必須です!
まだ、国内取引所の登録が済んでいない方は、以下より簡単に開設が可能です。
「はじめてのビットコイン」では、「GMOコイン」をおすすめしています。
まとめ
Waxを要約すると以下のようになります
- ERC20トークンが実装されている
- 数億人にも及ぶユーザーがいる
- SALTと連携している
以上になります。Waxが目材している世界が実現されることとなれば今後のオンラインマーケットが大きく変化することでしょう
今後の動向に期待しましょう。
記事公開日:アルトコイン コイン一覧