【連載】初心者のための仮想通貨ガイド 第3回: 仮想通貨取引の特徴と「怪しさ」の根源

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前回の記事では、実生活の中で仮想通貨がどのように活用されるのかについて解説しました。送金や決済、資金調達など、さまざまな用途に仮想通貨が用いられ始めているという話でしたね。

前回は仮想通貨という概念と、その中でも代表的なビットコインについて簡単な解説をしました。 それを受けて今回は、仮想通貨というものが実社会の中でどのように活

今回は、現在仮想通貨がここまで注目されるきっかけとなった「取引」についての話題です。

仮想通貨取引によって莫大な収益を得る人々が各所で話題になっています。それを見て「取引をしてみたい!」と感じる方も「仮想通貨は怪しい」と感じる方も、仮想通貨で儲かる・損するの仕組みについて知っておくと今後のニュースの見方が変わってくるかもしれません。

仮想通貨の取引についての基礎知識

それでは取引の基礎知識として、仮想通貨の価格変動の特徴について簡単に解説していきます。

まずは分かりやすいように、円やドルなどの法定通貨の価格変動について考えます。

通貨の価値というのは、基本的に需要と供給のバランスによって変動しますよね。しかし法定通貨の場合、あまりにも大きな価値の変動は国の政治や経済にも重大な影響を与えてしまうため、銀行が需要と供給のバランスをある程度一定に保っているのです。

これによって法定通貨は、よほどのことがない限り価値が高騰・暴落することのない仕組みになっています。

一方、現在流通している仮想通貨のほとんどは銀行のような通貨の価値を調整するシステムが存在せず、需要と供給のバランスがそのままリアルタイムで通貨の価値に反映されるのです。

これは連載第1回に詳しい話がありますのでご覧ください。

この連載では、近年話題のビットコインについて「知識ゼロ・経験ゼロ」からでも理解できるように解説していきます。 基本的な概念やシステムの解説、ビット

さらに仮想通貨は法定通貨と比べてはるかに新しい概念で、まだ理解できていない人や手を出していない人も多くいる状況ですよね。そこで仮想通貨のイメージが大きく上下するような出来事が起これば、価格もそれに合わせて大きく上下するのは想像に難くないはずです。

このように価格の変動幅が大きいことを「ボラティリティが大きい」と表現することがありますので、ぜひ覚えておきたいところです。ボラティリティについての詳しい解説は以下の記事をご覧ください。

Twitterなど見ていると散見される言葉「ボラが大きい」 この「ボラ」とは「ボラティリティ」の略です。 しかし、この仮想通貨界隈で言われて

なぜ仮想通貨は怪しいのか

「仮想通貨」と聞くと、どこか「怪しい」という印象を受ける方も多いことでしょう。その怪しさはどこから来るのでしょうか。

上記に説明したようなボラティリティの大きさによるところが、そのイメージに対して大きな影響を持っているのではないかと筆者は考えています。

ボラティリティの大きさはすなわち短時間での大きな利益・大きな損失につながりますから、ハイリスクハイリターンな取引がギャンブルのような印象を与えてしまっているのではないでしょうか。

仮想通貨の持つ「投資」の側面

上述のような投機的側面を持つ仮想通貨ですが、その一方でより良い社会の実現に向けた「投資」という側面も持ち合わせています。

多くの仮想通貨は何かしらの目的やビジョンを持って開発・公開され、開発者たちの考えに共感した投資家たちはその活動を応援するために仮想通貨を購入します。これによって開発者たちは資金を調達し、より良いシステムやサービスを構築することができるのです。

このシステムに関してはまさに株式による資金調達と同じようなものですから、「怪しい」という印象からはかけ離れたところにあるはずです。仮想通貨はギャンブルやお金儲けのためだけのツールではないということを理解していただけたでしょうか。

まとめ

今回は仮想通貨取引の特徴についてまとめました。

ボラティリティの大きさが生むハイリスクハイリターンな取引が、メディアなどを通じて広く認知されています。もちろん完全なギャンブルではないものの、非常にリスクの大きい取引であることはたしかです。

また、仮想通貨の投資的側面もあわせてご紹介しました。より良い社会の実現に向けて事業やサービスを立ち上げる人たちへの投資という意味では、こちらは「怪しい」と言われてしまいがちなギャンブル的要素は限りなくゼロに近いと言えるでしょう。

今後の仮想通貨の動向を見守る時代に生きている以上、仮想通貨の存在自体を否定するばかりではなく、希望のある側面に目を向けていくことも必要なことです。

次回は上述した仮想通貨を利用した資金調達、いわゆる「ICO」の事例を紹介します。どのような団体がどのような目的でICOを実施したのかという紹介を通して、仮想通貨の持つ可能性についてお伝えできればと思います。お楽しみに!


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