テザー(Tether)がUSDTを2億5千万追加発行でビットコインの価格が上昇

▼おすすめの取引所ランキング

以前からビットコインの価格に影響を与えているとの疑惑の存在するテザー(Tether)が、新たに2億5千万USDT(日本円にして約2800億円)を発行したことが2018年6月26日に明らかになった。

このTetherの発行によって、ビットコインの価格は一時間程度の短期間に約3%近くも上昇した。

テザー疑惑とは?

Tetherは、USドルと等価の価値を持つことが保証されているとされるステーブルコインと呼ばれる種類の仮想通貨です。

TetherがUSドルに対して1:1の価格を保証する(USDT保有者のUSDTとUSドルの交換希望にすべて応じることを保証する)ためには、運営元は市場に流通するTetherと同等のUSドルを準備する必要があります。

しかしながらTetherは大量のUSDTを発行・流通させており本当に資金的な裏付けのあるかが疑問視されています。

Tetherについて詳しくはこちらの記事をご覧ください。

本記事では仮想通貨Tether(テザー/USDT)についてご紹介します。 2018年初頭に「テザー疑惑」で仮想通貨市場を騒がせたテザーですが、基本的な特徴

テザーが発行されるとなぜビットコインの価格が上がるのか?

Tetherが発行されるとなぜビットコインの価格が上昇するのでしょうか。

これもまた疑惑の域をでないのですが、ビットコインの価格上昇とTetherの発行には相関性があることが観測されています。

数学的な分析によって、Tetherが発行された直後にビットコインの価格の上昇が起こる確率が高いことが確かめられているのです。

このことによって、Tether社は、新規発行したTetherを利用してビットコインを購入しているのではないかと予測されています。

Tether社が資金的な裏付けのあるUSDTを発行してビットコインを購入しているのであればよいですが、裏付けのないUSDTを発行してビットコインを購入しているのであれば価格操作ではないかというわけです。

USDTを発行するテザー社がビットコインの価格操作をしていると匿名の分析レポートが発表し、疑惑が広がっている。 テザー(USDT)は1USDT=1

Tether発行の市場に与える影響

今回のTetherの発行は、omni explorer と呼ばれるサイトで一部のユーザーにいち早く観測され、twitter上で話題を呼びました。Tetherはomniプロトコルを利用して発行されたトークンなので、ブロックチェーンを監視すれば発行のタイミングがわかります。

ただし、Tetherが発行されたからといってそれが仮想通貨の購入に使われたとは限らないとの冷静な意見もあり、短期的な値動きには注意したほうがいいでしょう。

もはやここまで疑惑が広まってしまうと、ただUSDTを発行しただけで何もしていなくても、仮想通貨市場に影響を与える指標となってしまうことが考えられます。

前回のTether発行時には、短期的に値上がりをしたものの、Twitterでのバッシングや長期的な市況の影響を受けてその後価格は大幅に下落しています。


ニュース