ビットコインの半減期とは?なぜ値段が上がるのか?次の2020年はどうなるのか?

▼おすすめの取引所ランキング

ビットコインには半減期という仕組みがあります。半減期とは新規発行されるビットコインの枚数が4年に一度半分になる仕組みのことです。

これだけ聞いてなんの事かわかる人はほとんどいないと思います。

本記事ではそもそものビットコインの仕組みについて簡単に説明することで、皆さんにビットコインの半減期について学んでいただきたいと考えています。

<本記事の要約>
  • そもそもビットコインの新規発行とは何なのか
  • 値段に対してどのような影響があるか
  • 次の半減期(2020年)はどうなるか

過去の半減期はどうだったのか?

まずは2020年の半減期に備えて過去の半減期を振り返ってみましょう。2020年の相場は全く予想がつきませんが過去の仮想通貨の半減期の歴史を振り返ることによって半減期の予想が立てやすくなり早め早めの行動が取れるようになるかもしれません。

2016年の半減期は値段が上昇した

2016年の半減期が近づくとビットコインの値段は上昇しました。例えば、2016年7月のビットコインの値動きは以下のようなものでした。

画像はhttps://coinmarketcap.com/charts/より引用

みた限り基本的に上昇していることが読み取れます。これだけを見ると「半減期が近づいたら値段が上がるのか!!」ということしか読み取ることができないと思います。

しかしほとんどの方がなぜ半減期になると値段が上昇しているのか理解できていないと思います。

なぜ半減期になると値段が上昇しているのか

これは、新規発行枚数が減ることにより、半減期を境にマイナー(マイニング参加者)からの売り圧力が半分になることが原因であると考えられます。売る人が減り、買いたい人が増えれば値段は上昇します。

実際の半減期7月8日ごろより前に価格が大きく上下しているのは、市場が半減期を事前に織り込もうとしたためと考えられます。同様の現象は、ライトコインやモナコイン等他のコインでも観測されています。この傾向は過去2回の半減期で共通しています。

これだけ聞いていると半減期がくると仮想通貨の値段が上昇しているということがわかります。実際に半減期がいつくるのかきちんと把握しておくと自分の仮想通貨投資が円滑に進むこともあるかもしれません。

しかし、仮想通貨の相場は非常に不安定でなかなか予想がつきません。2016年のビットコインの半減期は値段が上がりましたが2020年の仮想通貨の半減期には値段が上がるとは限りません

なぜ半減期を実施するの?

前述したように、半減期が来ると新規発行ペースがガラッと変わるため、ビットコインの値段も大きく変動してしまいます。また、マイニングに参加しているノードの収益性も半減期を境に大きく変動してしまい、混乱を生みます。

なぜならば今までマイニングしていた報酬が半分になってしまいます。そうするとマイニングするインセンティブが大きく減少してしまう可能性があります。

これは通貨としてはかなり問題のある仕様です。枚数を有限にしたいだけであれば、四年ごとにいきなり枚数を半減させなくても、もっと滑らかに減少曲線を描くような設計にしてもよかったはずです。

実際にはビットコインがここまで広がることを想定していないごく初期の間に決められた仕様であり、深い意味は無いのかも知れませんが・・・。

ビットコインの新規発行って?

ビットコインの新規発行はネットワーク運営のための報酬制度

一方ビットコインでは、通貨の新規発行は物価や景気の安定とは別の意味を持ちます。ビットコインの新規発行はビットコインネットワークの維持に貢献した人たちへの報酬です。

ビットコインは管理者がいないネットワークであるため、信頼できる運営のためには各参加者に報酬が設定されている必要があるのです。このような仕組みをマイニング(採掘)と呼びます(詳しくは「ビットコインのマイニングの仕組みを解説」をご覧ください)。

実は全てのビットコインはネットワークの運営報酬として生まれています。そのため、ビットコインネットワークが立ち上がった当初は世界に存在するビットコインの総数は0でした。

2009年に創始者Satoshi Nakamotoが最初のブロックをマイニングしてネットワークの運営を開始して以来、プログラムによって決められた手順で発行枚数は増え続けています。

ビットコインの枚数は増え続けるのか?

枚数を有限にして価値を保つために半減期という仕組みが考えられた

そこで、発行されるビットコインの総数を有限にするために半減期という仕組みが導入されています。

具体的には下記のようなルールです。

  • ビットコインは10分に一度50BTC発行される
  • 発行枚数は4年ごとに半分になる

実際にビットコインの新規発行数は、2009年にビットコインが始まった頃は10分あたり50BTCでした。2012年11月に半分になり25BTCに、2016年7月には12.5BTCと予定通り減少しています。

次は2020年のどこかで、6.25BTCに減少します。この減少は2140年まで続き、それ以降0BTCになります。

しかしマイニングのペースが早かったりしますと半減期の時期は多少前後します。そのため2014年に必ず0になるとは限りません。時期はもちろん前後します。

ビットコインの総発行枚数は2100万BTCで2030年までに大部分がマイニング(採掘)される

前述のルールにしたがってビットコインの総発行枚数をグラフにしてみると以下のようになります。

2009年からスタートして2030年頃まで急激に新規発行され、それ以降はほとんど発行されなくなるわけです。グラフを見ればわかる通り、今はビットコインがたくさん新規発行されています。

にもかかわず現在ビットコインの価格はうなぎ登りです。もちろんマイニングの難易度は遥かに上昇していますが、いかにビットコインの知名度・普及度の上昇が桁違いであるかが伺えます。

2020年の半減期は予測不可能

半減期が来ると、新規発行されるビットコインの枚数は確かに半分になります。これは2140年まで続くことが決まっています。マイナーの売り圧力が減るという意味で、半減期は価格の上げ要因になると考えられます。

一方で、半減期が繰り返されることでビットコインの新規発行枚数は劇的に減っており、市場に出ているコインの総量に対してマイナーの売り圧力は相対的にごくわずかになっていくことも明らかです。ビットコインの8割近くが掘りつくされた2020年の半減期の際に市場がどのような反応を示すかは、全く別の問題となると考えられます。

2020年のビットコインの普及度、時価総額、どれくらい実用的に使われているか、等と深く関わって来る面白い問題ではないかと思います。想像してみるのも楽しいのではないでしょうか。

まとめ

  • 法定通貨の新規発行は金融政策だが、ビットコインではネットワーク運営のための報酬
  • ビットコインネットワーク運営が長くなると枚数は増えていく
  • 無限に増えると価値がなくなってしまって困るので半減期(四年に一度新規発行枚数が半分になる仕組み)が必要
  • これまでは半減期の際にビットコインの値段は上昇した
  • 次の半減期2020年は色々状況が変化するためまた変わって来るかも

ビットコイン以外の仮想通貨においても半減期は存在しています。そちらについては、下記の記事でまとめていますのでご確認ください。

仮想通貨の半減期という言葉は聞いたことあるでしょうか?仮想通貨の半減期はマイニング報酬が半減することを示しています。 ビットコインの他にも半減期を迎える可

ビットコイン (bitcoin) 仮想通貨 用語解説