ビットコインの先物取引とは?どういう影響が出るのか?

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今月、アメリカでビットコインの先物取引が始まりましたがどういったものなのか、また、今後のビットコインの相場にどんな影響があるのでしょうか

そもそも先物取引とは?

先物取引とは、江戸時代に大阪のコメの取引所のにて世界で初めて生まれました。当時は農業技術が現在ほどなく、豊作と不作の差が激しく値が安定していませんでした。値が安定しないのはコメ問屋などの商店にとっては、コメの値段が仕入れたときから船などで運んでいる間に下がってしまって損失を出してしまうリスクがあったことからとても大きな問題でした。

そこで、数か月後に売り買いする未来のコメの値段を今のうちに確定しようとはじまったのが先物取引でした。先物取引では1月限や2月限など、数か月後に期限を設けてその時に契約する価格を取引によって決めており、その契約は期限内では自由に売買ができる他期限にその契約を所有している人はその価格で商品を取引できます。

先物のトレード

コメ相場で言うと、数か月後に受け渡すコメの価格を市場参加者の先物取引によって決定します。今年は凶作になりコメ価格は高騰すると読んだ人がコメの先物をあらかじめ買って、実際に凶作になってコメ価格が高騰すると期限内に市場でその先物を売却すれば一度も実物のコメを手にすることなく儲けられ、期限日にその契約を行使するとコメを安く購入することができます。

そして株式などへ

最初は実需目的で生まれた先物取引ですが、マネーゲームの一つとして発展し現在では小麦や石油、鉄などの商品以外にも日経平均株価やダウ指数などの株式市場の指数の先物も存在します。

ではこの先物取引がビットコインに適用される場合どのような影響があるのでしょうか?

ビットコイン先物取引について

ビットコインの先物取引では前述の通り数か月後のビットコイン価格を予想して取引します。今月上場して話題になったのがCBOEとCMEという取引所ですが、CBOEでは12月10日(日本時間12月11日)、CMEでは12月18日(日本時間12月19日)に上場しました。

ここではこれらの取引所でどのようなトレードが可能なのか簡単に紹介します。

12/11のCBOE上場

CBOEでは1、2、3か月先の先物を取引できます。1BTC分まとめて購入する必要があり、証拠金は44%なので、最低78万円からの購入になります。レバレッジでいうと約2.3倍です。

12/18のCME上場

一方でCMEでは1,2,3,6か月先の先物を取引できます。5BTC分まとめて購入する必要があり、証拠金は35%なので、最低310万円からの購入になります。レバレッジでいうと約2.9倍です。

出来高が少ない?

両取引所ともまだ上場して間もなく、かつ機関投資家の動きも渋い状況なので売買は今のところ活発でなく、12/26現在では一日で全期限合わせてもCBOEでは775枚、CMEでは507枚しか売買されていません。

しかし、数年前にCMEにてVIX指数(volatility index)という新しいタイプの先物が上場されたときもしばらくは売買があまりにない状態が続いていたので短期的な出来高の低さはあまり問題に受け止めなくてもいいでしょう。

では次に先物上場による現物市場への影響を見ていきましょう。

今後のビットコイン相場への影響

先物上場時には特に現物価格へは影響がなく、むしろその期待はすでに市場に織り込まれていたので先物上場時の220万を高値にそれ以降は130万円台までさげました。

これまで顧客のお金を預かって運用しているファンドなどの機関投資家は、あちこちでハッキングが連発している仮想通貨取引所はリスクが高くて使うことができませんでした。

しかし、今回従来から存在して信頼性のとても高いCBOEとCMEにてビットコインと連動する商品が上場されたことで機関投資家にもビットコイン投資の門戸が開きました。

これにより長期的には大きなお金が市場に流入する可能性もあります。

さらに、今回上場した単純な先物とは異なるETF呼ばれるタイプの取引も可能になるかもしれません。

ETFとは?

ETFとは、上場投資信託と言われるものです。

投資信託とは証券会社にお金を預けてお金を運用してもらい、期日がきたり解約すると運用成果のお金を返還してもらうという金融商品です。

ETFはそうした投資信託のうち株式市場に上場しているものです。市場が開いてる時間内では、株のようにいつでも他人に売ることができるのです。

一般に、ETFは投資信託といっても石油や金、株式市場の指数などの特定の現物や先物1種類にだけ投資するものが多いです。つまり、それらの商品の価格に連動する金融商品を株式と同様に投資家が簡単に投資できるようになるのです。

もしビットコインのETFが可能になれば、税制面で現物を買うよりも優遇されたトレードが可能になります。ビットコインの税率の高い日本においてこの影響は無視できないでしょう。

先物上場からETF上場へ

ロイターによるとビットコインの先物が上場されたことで、ビットコイン先物のETFのニューヨーク証券取引所への上場への話がとても進んでいるようです。(参考:Nasdaq plans bitcoin futures contract in 2018

そうなると株式市場のお金もビットコイン先物に流れるかもしれません。実現されればビットコイン現物価格にも多大な影響を与えるでしょう。

また、フェイスブックの創業時のトラブルをめぐって創業者のマークザッカーバーグから莫大な慰謝料を獲得したことで有名なウィンクルボス兄弟が進めるビットコイン現物ETFは現物価格に直に影響を与えるのでとても注目するべきでしょう。

機関投資家が運用している額は1京円と言われており、彼らの資金の一部がそれらの商品を通じて時価総額30兆ほどのビットコインに流れて価格がものすごい上昇すると考えても不思議ではないのではないでしょうか?

まとめ

・先物は〇月〇日に〇円で買う、売るという契約を売買するシステムのこと。

・CME、CBOEの両取引所ではまだ出来高はないが今後に注目

・今後はビットコイン先物のETFや現物ETFの上場による機関投資家マネーの流入次第で価格が高騰するかも?

先物上場等のニュースが絶えないビットコイン。興味を持ったら購入してみるのもいいのでは無いでしょうか?

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