NEM(ネム)のカタパルトとは?何が変わるのか、いつ実装されるのかを徹底解説

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仮想通貨NEM(XEM)は、しばらく前より大幅なアップデート「カタパルト」の噂で仮想通貨界隈を騒がせています。

カタパルトとはそもそもどんなアップデートなのか?

カタパルトはいつ実装されるのでしょうか?

今回はそんな疑問を解決できるようにカタパルトについてご紹介していきます。

<本記事の要約>

忙しい人向け!NEMのカタパルトとは?

  • カタパルトはNEMの機能をアップデートするプロジェクト
  • カタパルトの実装はまだ未定
  • NEMにはカタパルト以外にも様々な可能性がある

NEMのおさらい

そもそもNEMとは

NEMは、海外のbitcointalk.orgというフォーラム(掲示板)でutopianfutureという人物の投稿により始まった仮想通貨で、NXTという仮想通貨の次世代バージョンとして提唱されました。

NEMの名前の由来である「New Economy Movement」は、実用的なデジタルコインによる新たな経済圏を実現するという理念を持っています。

NEMプロジェクトは、最終的には一般市場で広く受け入られる実用的な仮想通貨を目指すために、ブルー・オーシャン戦略を取っています。

また開発チームに日本人がいたことで一躍話題になりました。

総発行量は決められており、それらは既に1,600人の投資家に均等に分配されました。

よって、他の仮想通貨でみられるような新規の通貨発行を報酬として獲得するための「マイニング」競争はNEM(XEM)では発生しません。

しかしNEMにもマイニングのような仕組みがあり(ハーベスティング)、その報酬は新規発行コインの代わりに取引手数料が支払われます。

▼NEMとは?

本記事では仮想通貨NEM(ネム/XEM)について解説していきます。 コインチェック事件で何かと話題ですが、どんな仮想通貨なのかご存知ですか。 201

プルーフオブインポータンス(Proof of Importance)を採用

ビットコインが採用しているプルーフオブワークや、今後イーサリアムが導入するとしているプルーフオブステークとは異なり、NEMはプルーフオブインポータンス(Proof of Importance)という仕組みを採用しています。

これは、所有しているコインの数やその利用回数、過去の取引額などによってNEMの発展にどれだけ貢献したかどうかを総合的に判断する仕組みです。

NEMでは1分に1度取引が行われ、その時に発生する手数料が報酬として支払われるのですが、これはプルーフオブインポータンスが高いほど獲得しやすくなっています。

▼プルーフオブインポータンスとは?

ビットコインなどの仮想通貨を調べていて、よく出てくるProof of Work(プルーフオブワーク)という言葉、聞いたことはあるけど、詳しくはわからない。そんな

カタパルト(Catapult)とは

カタパルトとは、一言で表すと…
NEMの機能をアップデート出来るプロジェクト

カタパルトとは、もともとNEMのプロトコルを採用していたテックビューロ社のプライベートブロックチェーン製品「mijin(ミジン)」の新バージョンであり、正式名称は「2.0 Catapult」です。

現在クローズドで試験運用を行っており、2017年初頭より段階的にリリースするとの予定でしたが、延期され2018年にNEMのブロックチェーンに実装されると予想されています。(しかし現在のところ正式なリリース日は未定

このプロジェクトでNEMが改善されるのは三点です。

1、送金処理能力の向上

代表的な仮想通貨ビットコイン(BTC)は、1秒間に約14トランザクションを処理することが可能で、高速決済に定評のあるリップル(XRP)はビットコインの100倍を超える、約1500トランザクションを処理できます。

現状NEMの処理スピードは1秒間に約2トランザクションと、ビットコインよりも遅いのですが、カタパルト実装によってこの処理スピードの上昇が期待されています。

例として、カタパルトが実装されるとmijinは1秒間に約4000ものトランザクションを処理することが可能になります。

世界一処理能力の高いクレジットカード(VISA)は、1秒間に約4000~約6000トランザクションを処理できるとされていますので匹敵する速さであることがわかります。

しかし、肝心のカタパルト実装後のNEMの処理速度は、実はどれくらい速くなるのかまだわかりません。

実装してみないことには誰にも予想できないとのことです。

NEMmijin

v1.現行

2数百

v2.カタパルト

不明約4000

2、アグリゲートトランザクション

アグリゲートトランザクション(複合トランザクション)とは…

複合トランザクションとは、基本的には複数のトランザクションを一つのセットとしてとりまとめて、該当する当事者のマルチシグが完結した場合に、その全てを「同時」に決済できる機能である。

引用:COSMOホワイトペーパー

つまり複合トランザクションでは、複数の取引を一つにまとめ、取引の当事者の承認が済んだら、それらの決済をひとまとめで処理できるものです。

これにより無駄なプロセスが少なくなり、取引をよりスムーズなものにできます。

3、マルチレイヤーマルチシグネチャ

マルチシグネチャとは、一言で言えばセキュリティーを高めるために秘密鍵を複数設定することです。

秘密鍵は、通常の仮想通貨ウォレットアドレス1つにつき1つの鍵がトランザクション署名のたびに必要であったのに対し、マルチシグはその名の通り複数の鍵を必要とします。

たとえば「3つ鍵があって、取引には3つのうち2つの鍵が必要ですよ」などとし、セキュリティーを高めています。

マルチレイヤーマルチシグネチャはそのマルチシグが複数のレイヤー(マルチレイヤー)が存在するとイメージしてください。

会社の決議のように、一番最初の層でマルチシグが成立したらその同意と部長の同意が揃う必要があり、その同意と今度は社長の同意が必要…

そのようにマルチシグがよりレイヤー化したものをマルチレイヤーマルチシグネチャと呼びます。

カタパルトではこの機能が追加され、NEMのトランザクションにおいてより強いセキュリティーを実現することができます。

▼基本のマルチシグについてもっと詳しく

忙しい人に!3秒で分かるマルチシグ(マルチシグネチャ) マルチシグとは1つのウォレットアドレスに複数の鍵を所有すること セキュリティーが

結局いつなの?カタパルト

では、カタパルトは具体的にいつ実装されるのでしょうか?

少し時間を遡れば、2017年の夏に実装されると言われ世間を騒がせましたが、結果的には実装されませんでした。

その後、ロン・ウォン氏(NEM.io財団代表)は2017年内に実施されるべきであるとの発言をしましたが、最終的に実装は2018年にずれ込んでいます。

実はカタパルトのリリースまではこのような段階が存在します。

  1. mijinのプライベートチェーンでのテスト
  2. mijin製品版でリリース
  3. NEMのテストネットでテスト
  4. NEMメインネットにリリース

現在はまだ第一段階のmijinプライベートチェーンでのテスト中ですので、まだまだ道のりは長いと言えるでしょう。

カタパルトによってNEMの価格は上がる?

NEMにカタパルトが実装されて価格が上昇するかどうかは正直わかりません。

ですが、カタパルトが実装されることでNEMの性能が上がることは間違いありません。

その為、性能が上がればNEMの価格もそれに応じて上昇することは、可能性として考えられます。

カタパルトだけじゃない!NEMの可能性

カタパルトの実装により圧倒的処理速度を引っさげて、仮想通貨界のゲームチェンジャーともなりうるNEMですが、その可能性に着目してかロシアや中国に動きがありました。

ロシア(Zeus Exchange)

Zeus Exchangeというロシアのスタートアップが、匿名で株式投資を行えるシステムを構築しました。「手数料がほぼかからずに株式投資が可能である」ということで、個人投資家割合が世界で最も高い中国の個人投資家が熱い視線を送っています。

ビットコインやイーサリアムへの導入も考慮したものの、主に安全性の観点からNEMへ導入することを決めたようです。

中国(wechatを利用したサービスのローンチ)

サードパーティー企業が、wechat上でNEMの送金が可能なシステムを構築しました。NEMとwechatが提携したと誤解され、その際はXEMの高騰と急落を引き起こしたことが記憶に残る方もいるでしょう。

実際には両社の提携はありませんでしたが、膨大な人口を抱える中国で最も利用されているメッセンジャーアプリ「wechat」でNEMが利用可能になったことは事実で、NEMのネットワークに対しての期待を上積みするニュースでした。

まとめ

本記事ではNEMのカタパルトについて解説してきました。

この内容をまとめると以下のようになります。

  • カタパルトはNEMの機能をアップデートするプロジェクト
  • カタパルトの実装はまだ未定
  • NEMにはカタパルト以外にも様々な可能性がある

ぜひNEMの今後に注目してみてくださいね。

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▼NEMの将来性

2018年1月のコインチェックNEM流出事件以降、仮想通貨NEMは注目を浴びていますが、今回はNEMの将来性に的を絞ってまとめていきます。 NEM

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