仮想通貨イーサリアム (Ethereum/ETH) とは?特徴・チャート

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本記事では通貨だけでなくスマートコントラクトの実行基盤としての機能を持った仮想通貨Ethereum(イーサリアム/ETH)について紹介します。

Ethereumは現在時価総額ランキング2位に位置しており今後は値段の上昇も期待されていますが今後はイーサリアム上のアプリケーションの開発がより一層進むと考えられています。

そんなEthereumについて特徴、過去チャート、将来性、購入できる取引所までまとめていきます。

<本記事の要約>

忙しい人向け!Ethereumとは?

  • Ethereumはスマートコントラクトの実行基盤である
  • 現在はスケーラビリティの解決に向けて着実に開発が進んでいる
  • 価格も上昇傾向である

Ethereumとは

BitcoinEthereum
コンセンサスアルゴリズムPoW (SHA-256)PoW / PoS
ブロック承認間隔10分15秒
総発行枚数2100万枚無制限(現段階では)
時価総額 (2017年12月24日現在)28兆円13兆円
リリース2009年1月3日2015年7月30日

EthereumはロシアのエンジニアVitalik Buterin(ヴィタリック・ブテリン)が19歳のときに着想を持ち開発を始めた仮想通貨です。

Ethereumは「The World Computer」を目指している仮想通貨であると言われます。The World Computerとはブロックチェーンを通貨としてだけでなく、汎用の分散型コンピューティング基盤として捉えた表現です。

ブロックチェーンは元々取引履歴を誰も改竄できないように開発されていました。そのためブロクチェーンという技術が仮想通貨の価値の担保に使用されていました。

それは、スマートコントラクトと呼ばれる仕組みで価値の移転を自動化することで、保険、クラウドファンディング、予測市場などなど多くの用途に利用可能な分散アプリケーション実行基盤になることを目指しています。現在様々なアプリケーションに応用が進みつつ技術の進歩が著しい仮想通貨です。

スマートコントラクトが実装されることによって多くのイーサリアムベースのアプリケーションが理論的に可能になるのではなく実際にリリースされるようになっています。

▼イーサリアムの生みの親、天才エンジニアVitalik Buterinとは?

現在仮想通貨取引を行う人なら誰でも知っている「イーサリアム」 これはスマートコントラクトの実行基盤を目指した仮想通貨であり、時価総額はビッ

Ethereumの特徴

それではイーサリアムの特徴について見ていきましょう。

  • スマートコントラクトの実装
  • 独自のプログラミング言語
  • 分散アプリケーションとしてのプラットフォーム
  • 分散アプリケーションの基盤

スマートコントラクトの実装

スマートコントラクトは前述のように契約の自動化と言い換えられます。

このスマートコントラクトはよく自動販売機に例えられます。自動販売機は利用者がお金を投入して購入ボタンを押すと商品が自動的に払い出されます。これを電子化&自動化したものがスマートコントラクトになります。

イーサリアムはこのようなスマートコントラクトを誰もが自由に作成&利用することができる基盤としての役割を持っています。

スマートコントラクト自体は、ビットコインよりも古く、アメリカの暗号技術の専門家であるNick Szaboによって考案されたと言われています。

スマートコントラクトの代表的な例はトークンセール型のICOでしょう。ユーザーが特定のアドレスにイーサリアムを送金すると、契約が自動実行されお礼としてトークンが送り返されます。

これには

  1. 事前に契約条件を決めておく
  2. その条件を満たすイベントが発生する
  3. 契約を執行する
  4. 決済

という流れがプログラムされていいます。

スマートコントラクトの考案者であるNick Szabo氏はBit Goldと呼ばれる分散型の通貨を考案しており、それがビットコインの原型になったとも言われています。
謎めいた人物であり、古くから暗号技術の研究者として知られていました。一部ではSatoshi Nakamotoの正体ではとの声もあります。

スマートコントラクトをどのように実現しているのか?

  1. 事前に契約条件を決めておく
  2. その条件を満たすイベントが発生する
  3. 契約を執行する
  4. 決済

以上のプログラムはどのように実現されているのか、ICOのトークンセールを例に解説していきます。

①契約条件

Ethereumではsolidity(ソリディティ)という言語でプログラムを作成し、ブロックチェーンに書き込むことができます。

ICOの場合では「このアドレスに一定量のethereumが送金された場合、送金元のアドレスにトークンを送り返す」といった内容のプログラムが多くの場合利用されています。

このsolidityプログラムを変換し、ブロックチェーンに書き込むことで契約条件の作成を行います。この書き込まれた契約条件は改ざんが殆ど不可能であり自動的に実行され続けます。

②イベント発生

イベントはEthereumのトランザクション(送金処理)に紐付いて発生します。

ICOの場合では、「特定のアドレスに一定量のEthereumを送金する」トランザクション(取引履歴)がイベントに相当します。

実際にICOにおいてもトークンセールの専用アドレスにEthereumを送金することになるかと思います。

③契約執行、④決済

イベントに相当するトランザクションが発生すると、事前に①で書き込んだプログラムが実行されます。

その結果、トランザクションの生成元のアドレスにトークンが送り返されます。

このようにEthereumのスマートコントラクトを利用すると、トランザクションの発生からの一連の処理を自動化し、自動販売機のように電子データをユーザーに販売することができますスマートコントラクトは電子データの自動販売機といってもいいでしょう。

▼ICOとは

ICOという言葉を聞いたことがあるでしょうか? ICOとは”インターネットを使って国境を超えて自由に送金可能”という仮想通貨の性質

The DAOの例

「DAO」とはDecentralized Autonomous Organizationの略で、日本語では「自立分散型組織」といいます。

このDAOもEthereumのスマートコントラクトの主要なユースケースです。

DAOは、ブロックチェーン上に書き込まれたスマートコントラクトによって運営方法が自動化された組織のことで、ICOのような方法でトークンを発行した後に、一定のルールに従ってトークンの保有者に報酬を支払うといった形で実現されることが多いです。

(現状では日本ではこのような証券は有価証券にあたり、金商法の規制の対象となる等、法律的な課題は多いですが…)

DAOも完璧な仕組みのように思われるかもしれませんが実際には事件も発生しているのです。それがThe DAO事件です。

The DAO事件とは

The DAOとは具体的なプロジェクト名で、ベンチャーキャピタルの機能を自律分散型で実行するためのプラットフォームでした。「自立分散型投資ファンド」とも呼ばれていたようです。

このThe DAOは2016年にプロジェクトとしてスタートし、計150億円もの資金を集めることに成功しました。しかしながら、2016年6月にThe DAOはスマートコントラクトのバグによって3分の1以上の資金を盗まれるというハッキング事件が発生しました。

イーサリアムはハッキングされた後solidity

▼The DAO事件とは

仮想通貨に関心のある方は、「The DAO 事件」を耳にしたことがあるかと思います。 世間では「DAO Hack」や「DAO Attack」などと呼ばれて

▼イーサリアムクラシックとは

本記事では仮想通貨イーサリアムクラシック(ETC)について解説していきます。 イーサクラシックってどんな通貨? イーサリアムとの違いは? イー

独自のプログラミング言語を使用

イーサリアム自分自身のブロックチェーンに独自の言語である「Solidity」を使用しています。「Solidity」はJavascriptと非常に似た言語と言われています。

Solidityを使用することによってブロックチェーン上にスマートコントラクトを書き込み実行することができます。分散アプリケーションやスマート・コントラクトは、ブロックチェーン上に記録される、コントラクト・コードが実行されることによって動作します。

イーサリアムが独自の言語を採用するにはいくつか理由があります。

機能性の向上

独自の言語を使用することによって本当に必要な機能を最低限のコード記述で実装することができます。必要な機能を実装するために長くコードを書く必要があると、バグが発生したり思うような機能を実装できない可能性があります。

簡易性の向上

仕様変更を簡単に行うことができます。仮想通貨業界の技術進歩はとても早いです。技術が進歩するのに合わせて「Solidity」の仕様も変更します。イーサリアムに必要な機能を実装するためにコードの文法も柔軟に変化していきます。

そのためイーサリアムがアップデートされる度に内部のコードの文法が変化していくと言われている程です。

分散アプリケーションの基盤

イーサリアムは分散アプリケーションのプラットフォームとして開発されました。ビットコインのブロックチェーンは取引履歴(トランザクション)を保存するために開発されたものですが、イーサリアムはブロックチェーン上にアプリケーションを開発することができます。

そのため多くのアプリケーションがイーサリアムベースで開発が進められています。

今後スマートコントラクトが実装されるアプリケーションは、徐々に増えていくと考えらえています。

特にスマートコントラクトは仲介業者なしに取引を実行することができるため、シェアリング業界や、株式の売買など、信頼できる第三者の介入が不可欠な場面では、スマートコントラクトの実装・導入が求められるのではないでしょうか

現在は多くのイーサリアムベースのプロダクトが発表されています。ここではいくつかDappsの紹介をさせていただきます。

Ethereumの課題

もちろんイーサリアムにも欠点はあります。それは実際にユーザーに使用されることによって問題点は浮かび上がってくるものです。

その問題点もいくつか紹介します。

ブロック生成時間が短い

イーサリアムはブロックの生成時間が15秒と短い傾向にあります。ブロックの生成時間が短いとセキュリティの観点から見ると安全とは言い難いです。ブロックの生成時間が短いとセキュリティの他にいくつか問題が生じます。

ブロックチェーンのフォーク

ブロックの生成時間が短くなるとその分だけマイニングの難易度が低下します。そのためマイナー自体が同時にブロックを生成してしまう可能性も上がります。

しかし承認されるブロックは一つとなっているので片方のブロックを採掘したマイナーのコスト等が無駄になってしまう可能性があります。

マイニングの一極化

ブロック生成時間が短いデメリットはマイニングの一極集中の可能性があることです。マイナーがマイニングに成功すると51%攻撃が可能になってしまいます。

51%攻撃はPowを採用している仮想通貨全般にあり得る危険性ですが51%を握られてしまうとマイナーに全ての仮想通貨の権限が移ってしまう可能性があります。現在は中国が世界的に多くマイニングしているので中国の動向で世界の仮想通貨の値段が変動すると言われていますので51%攻撃の強力さをお分りいただけるでしょう。

匿名性の問題

イーサリアムのブロックチェーンのメリットはトランザクションのみをチェーン上に記録するだけではなく様々なデーターを保管することができます。

しかしブロックチェーンには様々な種類があり匿名型のブロックチェーン以外は取引の履歴から個人情報が流出してしまう可能性がありました。

忙しい方向け!ブロックチェーンとは? ブロックチェーンとは、一言で言えば新しいネットワークシステム ブロックチェーンの特徴は「非中央集権

イーサリアムはパブリック型となっており今後アプリケーションが開発され拡張性が高まっていく中個人情報の秘匿性は大きな課題となっていました。

そこでイーサリアムはZoE(Zcash on Ethereum)を導入しZcashのzk-SNARKsをイーサリアムに実装しました。ZoEを実装することによってイーサリアムはより大きな組織と連動してアプリケーションの開発をすることができます。

ZoEは完全に匿名性を保障するものですが、自分で情報を公開するかの選択肢を持つことができるようになります。

スケーラビリティ問題

イーサリアムに関わらず多くの仮想通貨はブロックチェーンの容量に限界があります。そのブロックの容量を超えて取引が行われると、次のブロックにトランザクションが書き込まれることになります。

実際にビットコインはスケーラビリティ問題に直面し様々な施策を行い解決しようとしてきました。そのスケーラビリティ問題にイーサリアムも直面しているのです。このスケーラビリティ問題が発生すると、送金の遅延や送金手数料の高騰など様々な問題が発生します。

イーサリアムはスケーラビリティ問題を解決するために

  • プラズマ
  • ライデン
  • PoS
  • シャーディング

のような施策を考案してきました。

マイニングインセンティブの低下

イーサリアムでは現在フィアット(現金)での購入が主となっています。しかしイーサリアムが下落して今後価値がほぼ無くなってしまった場合はどうでしょうか?

イーサリアムは様々なアプリケーションのプラットフォームとして活用されていますがイーサリアムの価値が下落してマイニングする人がいなくなってしまった場合はイーサリアム自体が機能しなくなってしまいます。

どの通貨にもありえることですがイーサリアムは現在世の中に流通している仮想通貨の中でも一番拡張性が高く、アプリケーションが開発されているのでこの価値が下落してマイニングするインセンティブが低下してしまう問題点についてはよく考えなければなりません。

スケーラビリティ問題の解決策

  • GHOSTの実装
  • ライデンの実装
  • Plasmaの実装
  • Casper
  • シャーディング

GHOSTの実装

GHOSTはGreedy Heaviest Observed Subtreeを意味しています。GHOSTはブロックチェーンのどこのチェーンをメインのチェーンとして採用するのか決定するためのものです。

ビットコインをはじめとした多くのチェーンは「一番長いチェーン」を正式なチェーンとして採用しています。これをビットコインを発表した人にちなんでナカモトコンセンサスと呼ばれています。

しかしGHOSTを採用することによって「最も計算結果が蓄積されているチェーン」をメインチェーンとして採用されます。ここで注意して欲しいのが「最も計算結果が蓄積されているチェーン」は採用されなかったブロックが一番たくさん蓄積されているチェーンのことです。

つまりここで承認されなかったブロックをマイニングしても完全に無題になるわけではなく、承認されなかったCのブロックをマイニングしたマイナーには手数料としてマイニング報酬を与えることになっています。

このCのブロックはuncleブロックと言われています。このuncleブロックを採用することによってマイニング参加者を増やしマイニングの一極集中を防ぐ目的があります。このuncleブロックは7代目までのuncleブロックにマイニング報酬が支払われる仕組みになっています。

そのため、GHOSTが実装されることによりハッシュレートのみでの勝負ではなくなり多くの人がマイニングに参加可能となり、より分権的な仮想通貨管理が可能になります。

Plasmaの実装

イーサリアムはビットコインと同じく取引量が急増していてブロックチェーンが記録することの出来るトランザクションの量を大幅に超えてしまい取引の遅延送金手数料(Gas)の高騰が問題になっていました。理由は全ての情報をブロックチェーンに書き込んでいるためブロックの容量を超えてしまう問題点がありました。

イーサリアムはこの問題を解決するためにチェーンを分岐させPlasmaブロックチェーンを自分で目的ごとに作成させ、最終的に目的を終了結果のみが入ったトランザクションを親のチェーンに入れるような仕組みを採用しました

(ホワイトペーパーより)

つまり、Plasmaは一つのブロックに保管するトランザクションの量を減らすものです。

Plasmaが決定的に他のSegwitなどと違うのは多くの高速化の施策はP2P間での取引の高速化を狙ったものとなりますが、Plasmaはトランザクション自体の取引速度を上昇させています。結果的にはメインチェーン(親チェーン)には重要な情報のみを記録することになるのでスケーラビリティ問題も圧倒的に解決に至ると考えられています。

Plasmaが実装されることによってトランザクションが早くなるので、送金手数料の低下、大きなトランザクションの移動速度の低下が期待されています。

Plasmaの技術的な解説は別の記事に詳しく紹介があるのでそちらをご覧ください。

ライデン

これは先ほど説明したPlasmaと混同してしまうかたが多いので注意しましょう。ライデンはライデンネットワークとも言われているイーサリアムのプロジェクトです。

Plasmaと決定的に違う点はPlasmaはインターネットに繋がったオンチェーン上で行われるのに対し、ライデンはオフチェーンで行われるという特徴があります。Plasmaはどうしてもオンチェーン上で行われているので利用者が増えて行けば同様にメインチェーンのトランザクションが詰まってしまう可能性がありました。

しかしライデンは送金する際にGasとは別にEtherを支払いオフチェーンのチャンネルを開設することができます。さらに一度開設すればほとんど無制限に送金することができるようになります。

しかしこれは提案の段階でありまだ現実に実現していないです。

Casper

Casperは現在イーサリアムが採用を進めている独自のコンセンサスアルゴリズムとなります。CasperはPoWとPoSの良い点を採用したコンセンサスアルゴリズムになります。

Proof of Stakeは仮想通貨におけるコンセンサスアルゴリズムの一つです。

イーサリアムをはじめとしたProof of Work(PoW)は多くの仮想通貨に適用されています。PoWは一番ハッシュパワー(計算力)を持った人がブロックを作成することができます。PoSはハッシュパワーはほとんど関係がなくなり、一番コインを持っているユーザーがコインを手に入れる可能性が高くなる仕組みです。

その中でもCasperは現在マイニングされている体制を大きく変更させるために考案されたものです。イーサリアムのマイニングは現在専用の機会が必要で大規模なマイニング場が必要でした。しかしそのような施設を準備することができる人は限られていてマイニングによる寡占が進んでいました。Casperは最終的にCPU、GPU、ASCCIからのマイニングが出来なくなるものです。

ではなぜイーサリアムはCasperを採用するのでしょうか?それはPoWにもPoSにも問題点があるからです。

PoSのデメリット①:富の集中

PoSの根本的な問題として「コインを持つ枚数に比例して多くのコインを手に入れる」ことができるという原理があります。

これは富の集中を意味します。富が集中すると仮想通貨の理念、運営に大きな影響を及ぼしてきます。PoSはある程度のコインを持っていないといけないので最低限のコインを持つことのできない人は報酬を得ることができません

しかしイーサリアムはShardingを導入することによってPoSに簡単に参加することができるようになると考えられています。

PoSのデメリット②:Nothing-at-stake

PoSを採用することによってブロックの不正作成という問題点が発生する可能性があります。PoWは電気を使いマイニングを行うため不正をしてブロックを作成することが非常に難しくなっています。

しかしPoSは大量にコインを保持していることで簡単にブロックを作成することが出来ます。さらにPoWは悪意のあるブロックを作成してもマイニング報酬を獲得することが出来ません。

このNothing-at-stakeを防ぐためにSlasherというアルゴリズムを採用することによって不正なブロック作成を作成しないインセンティブを働かせようとしています。

PoWのデメリット①:大量の電力が必要

PoWはナンスを計算する必要があります。

ナンスとは、Number used once(一度だけ使用される使い捨ての数字)の略で、ブロックを生成するときに採掘者(マイナー)によって生成される32ビットの数値です。ブロックを生成するためには採掘難易度より小さいハッシュを計算することが必要です。もちろん何度計算してもハッシュ値は同じなのでナンスをどんどん変更させてハッシュ値を変えていき、うまくいくナンスを探すことになります。

ビットコインの採掘(マイニング)においてこのナンスを探す作業はまさに電気代の無駄で経済合理性もありません。アルトコインではこの計算を、より社会的に有意義な手法に置き換えているものがあります

(bitflyerより引用)

ブロックの生成にはナンスを高い計算力を持った計算機で計算しなければなりません。その計算するという行為に非常に多くの電気代がかかるので環境に悪影響を与えていることは明白です。

イーサリアムも現在はPoWを採用しているのでこのような問題が発生しています。

PoWのデメリット②:51%問題

現在は専用の機械を大量に準備しなければならない点があるなど個人での参加が不可能なため、現状では「大規模なマイニング専門集団」が出てきています。

この集団が力を持ちすぎるあまり、恣意的にブロックが作られてまう可能性があります。

「51%攻撃(承認の中央集権化)」と呼ばれているものです。51%の計算能力を手にすることでブロックの承認、トランザクションの承認など様々な決定権が51%の権力を握ったマイナーに権限が委ねられてしまいます。

もし悪意のあるマナーが51%のハッシュレートを保持してしまうと自分でブロックを作成して正しくないブロックを正しいブロックとして承認することもできるようになってしまいます。

51%攻撃はマイニングプールの結託など今後の技術の発展によって高ハッシュレートのマイニングマシーンが開発されることによって今後対策が急がれています。

このようにPoWにもPoSにも様々なデメリットがあります。その問題を解決するために開発されたのがCasperとなります。

このようにチェーンは分裂していますが様々な先ほど解説したデメリットによってチェーンが分裂してしまう可能性があります。PoSを採用していると悪意のあるチェーンを作るインセンティブが働いてしまいます。

そのためCasperでは分裂したチェーンの中から唯一正しいチェーンを選択するためのものです。正しいチェーンを選択するためにチェーンの中にチェックポイントを定めています。100ブロックに一度チェックポイントが設けられている状態になります。

チェックポイントに到達すると投票が行われます。ここでバリデーターと呼ばれる人々が賭けを行います。正しいチェーンであるかどうかに賭けが行われ、予想を的中させることによってバリデーターは報酬を獲得することができます。しかし賭けを外した人はチェーンを不正に分岐させようとしたと判断されペナルティが課されます。

シャーディング

シャーディングもイーサリアムのスケーラビリティ問題に対応するために考案された案となります。

シャーディングはブロックチェーンが行う作業をグループ分けし並列して作業をさせることによってトランザクションのスピードをあげる考え方です。

ブロックチェーンを使用していると必ず直面する問題点としてスケーラビリティ問題があります。先ほども説明しましたがブロックチェーンの内部に全ての情報を保存してしまうと取引速度が低下してしまします。

シャーディングを行うことによって一つのチェーンで行う検証作業が圧倒的に低下するためトランザクションを高速化することができます。さらに特定の作業をするチェーンがグループごとに決められているのでチェーン自体も特定の処理に特化したチェーンを構築すれば良いのでよりスケーラビリティ問題解決に近づきました。

 Ethereumの開発状況と将来性

Ethereumは当初から段階を踏んで開発することを想定して設計されており、以下のような順に4段階のアップデートが計画されています。アップデートの時期は少々開発が遅れていますが概ね順調と言えるペースで開発が進んでいます。

  • Frontier (July 2015)
  • Homestead (March 2016)
  • Metropolis (Oct 2017)
  • Serenity (TBA)

Frontier (July 2015)

Friontierは、Ethereumの初めてのリリースのバージョンです。ここでは、マイニングやDappsの構築、関連ツールの利用等が可能です。

Homestead (March 2016)

Homesteadは、Ethereumの最初のプロダクション版のリリースになります。このバージョンでは、将来のトランザクション性能の向上に向けたプロトコルの改善等が含まれています。

Metropolis (Oct 2017)

Ethereumをより早く安全にするために

ByzantiumとConstantinopleの二段階が予定されています。

現在はByzantiumが完了した状態です。

Byzantium

Byzantiumではイーサリアムの性能を大幅に向上させるために大きく分けて2つの施策を打ちました。それは

  • zK-SNARKs(ZoE)
  • ブロック報酬の減少

zK-SNARKsはZcashにも搭載されている「ゼロ知識証明」と呼ばれる技術です。ゼロ知識証明は情報を開示することなく取引を完了させる技術です。パブリック型のブロックチェーンの欠点であるプライバシーの保護を克服するために開発された技術となります。そのためイーサリアムの取引をする際に高いプライバシーが保たれることになります。

Serenity (TBA)

Serenityは、Casperと呼ばれるコンセンサスアルゴリズム(long-awaited Proof of Stake)を実現します。

これらの4段階のアップグレードを経て、Ethereumはスケーリング問題や、トランザクション速度の向上、手数料の低減等を実現するとのことです。

また、SerenityにてCasperが実現されると、Shardingと呼ばれるEthereumの性能改善が実現可能になるそうです。

性能改善により、スマートコントラクトがより実用的な手数料で実現可能になるかも知れません。

Ethereumの過去チャート

https://coinmarketcap.com/currencies/ethereum/ より

イーサリアムのチャートを見ていただければわかるのですが、非常に乱高下が激しいです。仮想通貨自体が値段の上げ下げが激しいですが、イーサリアムは20175月から6月にかけてのタイミングで、チャートが急上昇しました。一時期価格が数十倍に名でなりましたが、その後20176月から7月頃にかけては一旦大幅に落ち込んでしまいました。しかし20178月に持ち直し、持ち直したと思ったら20179月にまた少し落ち込むといった微妙な乱高下を展開しました。

その後年末の仮想通貨バブルに乗り大きな値段の上げ幅を更新しました。仮想通貨バブルの時期は多くの仮想通貨の値段が急上昇しました。ビットコインの値段と共に値段が上下していると考えられます。しかしイーサリアムは独自の開発を活発的に進めており市場に影響されて値段が上下しますが開発状況の発表によって値段が上下しています。

今後のEthereumの開発、活用に期待です!

Ethereumの購入できる取引所

イーサリアムの購入できる取引所は、国内だと ビットバンク 、 ビットフライヤー などがあります。詳細は下記の記事で詳しく解説しておりますのでご覧ください。

イーサリアム購入の際に、取引所を選ぶポイント! イーサリアムを購入したいけれど、どの取引所で購入するのが最も良いのかわからない。そんなこと

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まとめ

本記事を要約するとこのようになります。

  • Ethereumはスマートコントラクトの実行基盤である
  • 現在はスケーラビリティの解決に向けて着実に開発が進んでいる
  • 価格も上昇傾向である

最近はEthereumを利用したWebアプリを開発するための環境も整って来ましたので、投資だけでなく技術面でもウォッチしていきましょう!


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