【独占インタビュー】QSP(クアントスタンプ) CEO リチャード・マが語るスマートコントラクトの未来

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*QSP(クアントスタンプ)については次の「QSP(クアントスタンプ)とは?」の項にて解説していますので、下記を読んでから視聴することをオススメします。

QSP(クアントスタンプ)とは?

QSP(クアントスタンプ)は、Ethereumのスマートコントラクトのセキュリティ監査を行うためのプロジェクトです。

近年、Ethereumのスマートコントラクトは、あらゆる契約や組織の仕組みを自動化することができるのではないかと注目されていますが、実はセキュリティが非常に重要です。

これまでもThe DAOにおけるバグで$55M相当のイーサを紛失したりParity multi-sig walletのバグで$30Mのイーサを取り出せなくなったりと、スマートコントラクトにおけるバグは深刻な事件につながってきました。

スマートコントラクトを本番の環境に公開してからバグに気づいたのでは取り返しのつかない結果になります。事前にセキュリティをテストし監査する必要があります。

QSP(クアントスタンプ)はこの問題を解決すべく、スマートコントラクトの自動テストと監査の仕組みを構築することに取り組んでいます。

QSP(クアントスタンプ)は、スマートコントラクトのセキュリティ対策として、具体的に以下のような提案を行っています。

  • セキュリティの専門家の知見から、スマートコントラクトのsolidityの解析を行う方法を提案
  • Ethereum上でコードを解析して、監査証明書を発行するために利用可能なQSPトークンを発行
  • 将来的に、バグがあった場合に損失を補填する保険などとの連携も視野に入れてスマートコントラクトの安全補償に取り組む

昨年2017年11月15日~22日の間にICOを行い、87,000ETH(約33億円)を調達しました。

その後、審査通過率3%ともいわれるシリコンバレーの名門スタートアップ養成所・Yコンビネーターに参加。

サッカー日本代表の本田圭佑が手がける個人ファンド「KSK Angel」からの投資を受けています。

本田圭佑とQSPの記事があったので、こちらもどうぞ。

また、QSP(クアントスタンプ)はEthereum上で遊べる猫の育成ゲームとして話題になったCryptoKittiesのセキュリティテストなどにも採用されています。

詳しい情報は公式のホームページをご覧ください。

CEO リチャード・マ氏のプロフィール

今回インタビューを行ったCEOのリチャード・マ氏は、コーネル大学コンピュータ・サイエンス学部在学中からトレーディングアルゴリズムの開発を行い、以前のキャリアでは、Tower Research CapitalでのHFTアルゴリズムトレードの開発に従事していました。

インタビュー内容

※ここからは動画のテキスト起こしになります。

Q1. どのようにしてQSP(クアントスタンプ)の着想を得たのか

私の以前の職場は、アルゴリズムトレーディングを行う投資ファンドのマネージャーで、プログラムを通して数百万ドルの試算を動かすプログラマーだった。なのでかなり早く、数百万ドルを動かすプログラムのテストの重要性に気づいた。

そして私がイーサリアムに関わり出した時、全く同じ問題に突き当たった。そこで、私はこれまでの経験をイーサリアムの問題に応用しようと考えた。

現在、多くのブロックチェーンプロジェクトが多くのグローバルな問題を解決しようとしている。QSP(クアントスタンプ)のミッションは技術をサポートすることで、プロジェクトのサポート通じて世の中を良くできると考えている。

Q2. イーサリアムのセキュリティ問題は自動テストでどこまで解決可能か

The DAOのような事件は、世の中のスマートコントラクトに対する認識を変えた。技術に欠陥があるのではないかと。

一方で、自動テストによるセキュリティチェックは既に飛行機などの産業にて実利用されているし、飛行機は非常に安全だ。

したがって、同じ技術でスマートコントラクトの問題を解決し、The DAOのようなハッキング事件を防ぐことができると考えた。

まだ早い時期だからこそ先に問題を解決する必要がある。

Q3. ブロックチェーンや暗号通貨はどのように未来を変えるか

暗号通貨とブロックチェーンの技術がしていることは、世界の経済を繋ぎ人々を一つのコミュニティにすることだ。

それは既に起こっていて、実際に私は今日本にいて、我々は一つの興味を共有している。

ブロックチェーンは、人々の日々の生活に価値をもたらすし、グローバルなしくみなのでこの価値はどこにいても享受することができる。アメリカにいても、日本にいても可能だ。

Q4. ブロックチェーンが主に使われるユースケースとは

ブロックチェーンのキラーアプリケーションは、グローバルでP2Pで誰もが利用可能なものだ。

そして最も重要ななのはブロックチェーンはインセンティブシステムを変更できることだ。

ブロックチェーンは人々の行動を変えることができる。何故ならば、何かをすることに簡単に報酬を設定することができるからだ。

ブロックチェーンの将来のキラーアプリケーションは人々の行動を何か変えるものになるだろう。将来的には例えば、BtoB、BtoC、ゲームなどの領域で。

Q5. 開発者へメッセージ

QSP(クアントスタンプ)はスマートコントラクト開発へのセキュリティコンサルティングを行っている。

もしあなたがBtoBの製品やブロックチェーンゲームを作る予定があるなら是非我々にコンタクトをください。

我々はスマートコントラクトのテストや優れたソフトウェア設計に協力できます。

最後に

QSP(クアントスタンプ)は日本のコミュニティに感謝しています。

日本のスマートコントラクトエコシステムにセキュリティに関する技術と専門性を提供して貢献します。

まとめ

以上、スマートコントラクトのセキュリティ対策に取り組まれているQSP(クアントスタンプ) CEO リチャード・マ氏の動画インタビューでした。

暗号通貨・ブロックチェーンの普及には、スケーラビリティの向上と共にセキュリティ対策も非常に重要であると思います。

今後のQSP(クアントスタンプ)の活躍に期待すると共に、お忙しい中インタビューに答えて頂いた氏に感謝します。


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