テザー社、ビットコイン価格操作の疑い 匿名レポートが指摘

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USDTを発行するテザー社がビットコインの価格操作をしていると匿名の分析レポートが発表し、疑惑が広がっている。

テザー(USDT)は1USDT=1USDのレートで発行される仮想通貨だ。運営母体であるTether Limitedの本社は香港にあるが、米国にもにも支社がある。

Tether社に対する疑惑

Tetherには以前から、ビットコインの価格を不正に押し上げているという疑惑があった。

これはTetherと資本関係のあるBitfinex社が協力し、不正に発行したUSDTを使ってレバレッジトレードをすることで、市場に大きな影響を与えることができるのではという疑惑である。

レポートによると、実際にTetherの値動きとビットコインの値動きには相関性があり、疑惑のような不正が行われた可能性があることがまとめられている。

具体的にはレポートでは分析によって以下のような結論を導き出している。

  • ビットコインの価格上昇のうち48.8%はUSTDを発行した二時間以内に起こっている
  • 価格上昇が「人為的」なものである可能性がある

監査法人との関係解消や匿名レポートによる深まる疑惑

テザー社の一年間の動向は以下のようになっており、今月に入ってから監査法人との関係が解消されたり、匿名レポートが発表されたりとさらなる疑惑を呼んている。

 2017年4月台湾の銀行との関係解消
同月テザーの発行量が急増する
9月第三者による監査が行われず、代わりに社内文書が公開される
11月ハッカーによって30億円以上のテザーが盗まれる
2018年1月9月から1月までの5か月間でテザーの発行量が10倍に増える
同月監査法人との関係解消
現在匿名レポートが発表される

疑惑は事実なのか?

しかしながら、このレポートの分析はテザーの不正を立証する程の統計結果ではないとしている。

とは言え、以下のような指摘はもっともであり、テザーの事業運営に警笛を鳴らしている。

  • Big Fourのような評価の高い監査法人が監査を行うべき
  • 発行された全てのテザーがドルで裏付けられていることを明らかにする必要がある


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