Dappsとは?分散型アプリケーション(Dapps)を分かりやすく解説!

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Dapps(ダップス/分散型アプリケーション)は仮想通貨に興味のある方ならば何度かは聞いたことがあるかもしれません。

「でも、Dappsは今までのアプリと何が違うの?」

そんな方の為に本記事ではDappsを分かりやすく簡単に解説していきます。

Dappsとは

DappsはDecentralized Applicationsの略で分散型アプリケーションという意味です。

この「Dapps」とは、一言で言うと…
ブロックチェーンを用いた非中央集権的なアプリケーション

▼ブロックチェーンとは?

忙しい方向け!ブロックチェーンとは? ブロックチェーンとは、一言で言えば新しいネットワークシステム ブロックチェーンの特徴は「非中央集権

Dappsの定義

Dappsは次の要件を満たすものを指すそうです。

(Dappsに投資するDavid JohnstonのVCファンドによる定義)

アプリケーションがオープンソースである
アプリケーションがオープンソースであること。
またオペレーションは自動であり、中央のコントロール主体を持たない
トークン、データ、レコードなどにつき、暗号化されて分散化されたブロックチェーンを利用している。

トークンを利用している
アプリケーションはオープンに流通可能な暗号トークンを持ち、アプリケーション利用の際にトークンを利用すること。
参加者にはそのトークンによって報酬が支払われること。

ユーザーの合意のもとでの改善

アプリケーションはマーケットやユーザーからの改善要求によりプロトコルを改善していくこと。この改善はユーザーのコンセンサスによること。

この①~③を満たすものを完全なDappsとして定義されます

Dappsは社会基盤を変える

従来のような株式会社によるサービス提供(中央管理者が存在する)ではなく、多くのサービスがインターネットに解き放たれ、ブロックチェーンにより、非中央集権的で分散的なもの(Dapps)に置き換わります。

ビットコインもDappsの1つです。

つまり、今後多くの社会基盤がDappsによって非中央集権的で分散的なものになっていくことでしょう。

Dappsのメリット

中央管理者が存在しない

Dappsは上述の定義でも書いてあったようにブロックチェーンを利用することで、中央管理者が存在せず、オペレーションは自動となっています。そして、改善に関してもユーザーからの合意を必要とします。

つまり、今までのような中間搾取者が存在しません。

今後多くのサービスがDapps化していけば、国家と資本主義という近代の枠組みを乗り越えた新たな経済が生まれていくでしょう。

FacebookのCEO、マークザッカーバーグも2018年の年始に暗号通貨(crypto currency)・Dappsについて触れました。

-Facebook CEO マーク・ザッカーバーグ

例えば、現時点でテクノロジー分野において最も興味深いトピックの一つは中央集権と非中央集権の対比だ。我々の多くは、テクノロジーに興味を持ったが、それはテクノロジーが個々人に力を与えるような分散化する原動力になると信じているからだ(Facebookのミッションは”人々に力を”だ)。1990年台から2000年台にかけて、殆どの人がテクノロジーは非中央集権化する原動力になると信じていた。

しかし今日、多くの人々はその見通しに対する自信を失っている。少数の巨大なテック企業と市民を監視するためにテクノロジーを利用する政府の台頭と共に、人々はテクノロジーとはパワーを非中央集権化させるのではなく、むしろただ中央集権化させるものだと思っている。

とはいえ、暗号化や暗号通貨のようにこれらに逆行する流れもある。そしてそれらは、中央集権型システムから、個々人の手に力を移行させる。これらはコントロールが及ばなくなるというリスクもある。私は、これらのテクノロジーをより深く理解し、ポジティブな側面とネガティブな側面を学び、そして我々のサービスへの最適な利用法を考えたい。

このように“巨大なテック企業”のCEOが中央集権 対 非中央集権の構図に言及したことは、とても興味深いことでした

このようにDappsは中央集権的体制へのアンチテーゼとなっています。

代表的なDapps

現在見受けられる代表的なDappsの例を取り上げます。どのようなものがあるのでしょうか。

ビットコイン

前述したようにビットコイン自体もDappsの一つになります。

上記したDappsの定義に当てはめても、ビットコインはこの定義をすべて満たします。

ビットコインをDappsとして見るという視点を持つことは、非常に根本的で重要な部分と言えます。

DAO(Decentralized Autonomous Organization/自律分散型組織)

「DAO 仮想通貨」の画像検索結果

DAOとはDecentralized Autonomous Organizationの略称で、日本語では一般的に自律分散型組織と呼ばれています。これは2013年ごろから、ビットコイン・ネットワークの運営体制から着想を受けて提唱されたコンセプトで、分散的に、組織や会社、コミュニティ自体が自律して運営されることを表しています。

仮想通貨であるDashはこのDAOを使用した初のDappsとなります。

また、イーサリアムがプロジェクトとして始めた、TheDAOもDAOの1つです。

しかし、このTheDAOはTheDAO事件というハッキング事件に発展していきます。

▼TheDAO、TheDAO事件とは?

仮想通貨に関心のある方は、「The DAO 事件」を耳にしたことがあるかと思います。 世間では「DAO Hack」や「DAO Attack」などと呼ばれて

イーサリアムのスマートコントラクトを利用したDapps

イーサリアムはスマートコントラクトという機能を持ち合わせています。

その機能を利用したDappsがイーサリアムプラットフォーム上で今後数多く出てくるでしょう。

現在でもいくつかのDappsが出てきています。

▼スマートコントラクトとは?

「イーサリアム」を調べていると必ず出会う言葉、「スマートコントラクト」 実はこれ、イーサリアムやその他の仮想通貨を理解するためにも重要な概

次項ではスマートコントラクトを利用する代表的なDappsを紹介します。

【ゲーム】

イーサリアムスマートコントラクトを利用したDappsで現在最も代表的なのはゲームとなっています。

・BitPet(ビットペット)

BitPet(ビットペット)はかわいいキャラクターを売買・育成・配合・ミニゲームで遊ぶことができるゲームです。

3月2日にリリースしたばかりの新しいDAppsゲームです。

ETHを入金しないとキャラクターが持てない課金ゲームですが、ただのゲームではなくゲーム内で仮想通貨を稼ぐこともできるんです。

そのため現在参加者が爆発的に増えています。

▼ビットペットについてもっと詳しく
ブロックチェーンを仮想通貨ではなくゲームを通して親しむことができるのをご存知ですか? 今回は可愛いビジュアルと育成ゲームで楽しめるBitPet(ビ

BitPetをはじめてみる

・cryptokitties

引用:https://www.cryptokitties.co/

CryptoKittiesは、猫のトレーディングカードゲーム&売買ゲームです。

ゲーム自体は、公式サイトにて遊べるのでぜひアクセスしてみましょう。

遊ぶためには、MetaMaskというEthereumのトランザクション処理機能をGoogle Chromeに拡張追加するプラグインをインストールして、MetaMaskにEthereumを送金しておく必要があります。

▼Cryptokittiesについてもっと詳しく
近年仮想通貨界隈を賑わしている2つのゲームをご存知でしょうか? CryptoKittiesとEtherionsです。本記事ではこれらのゲー

【分散型取引所(DEX)】

多くの分散型取引所(DEX)がイーサリアムプラットフォーム上に構築されています。

分散型取引所(DEX)とは取引を管理する「運営主体」が存在せず、個人対個人(P2P)で取引が行われる取引所のことです。DEXにおける資産の管理や取引記録は、全てその分散型取引所の存在するブロックチェーン上において行われるため、誰でもアカウント上の資産や注文履歴、取引記録などを見ることができます。

▼DEXとは?

今回は、現在注目を集めている分散型取引所(DEX)についてご紹介します。 コインチェック事件にあったように、中央集権型の取引所はハッキングリスクが高いのは

・EtherDelta

引用:https://etherdelta.com/

古くからあるイーサリアム形式のDEXです。ERC20トークンの交換を行うためのシンプルな機能のみ存在です。MetaMaskと呼ばれるEthereumのAPIを叩くためのChrome Pluginをインストールすることで利用可能となっています。

非常にシンプルなスマートコントラクトを利用して、オーダーの作成、キャンセル、マッチング等を実現可能になっています。全てのトレードをオンチェーン(ブロックチェーン上のトランザクション)で行うため、手数料が非常に高くスケーラビリティが低いのが課題です。

▼ERC20とは?

本記事では仮想通貨のイーサリアムやトークンを調べているとよく出てくる「ERC20」とは何かをわかりやすく解説していきます。 これを読んでERCの意

・0x

引用:https://0xproject.com/docs/0xjs

EtherDeltaとは異なり、オーダーの作成、キャンセル等の機能をオフチェーンで管理するプロトコル(仕組み)を利用したDEXです。

relayerと呼ばれるノードがオフチェーンでオーダーブックを管理します。

EtherDeltaと同様にERC20トークンしか売買ができませんが、よりスケーラビリティの高いDEXと言えるでしょう。

0xとは?

このところ耳にするようになった0xプロジェクト。これを知れば、仮想通貨の将来像を先取りできるかもしれません。この0xプロジェクトは、イーサリアム上で発行されたト

・KyberNetwork

引用:https://kyber.network/

0xをスマートコントラクトベースの取引所とすると、kyber.networkはスマートコントラクトベースの販売所です。KyberNetworkは販売所であるため、需要と供給のマッチングを行う必要なく即時の取引が可能です。

▼KyberNetworkとは?

本記事では仮想通貨kyber-network(KNC)とkyber-networkプロジェクトについてご紹介します。 kyber-networkは

・Bancor

引用:https://www.bancor.network/

販売所。スマートコントラクトベースの販売所。Bancorプロトコルという独自のプロトコルで、売買する相手がいなくても準備金によって値段が決定される仕組みを採用しています。

また、Bancorは「トークンリレー」という仕組みを採用しています。これは、トークン同士を合体させ、流動性や価値を高めることができます。例えば、Bancorには「GNOBNT」というコインがあります。これは「GNO(Gnosis)」というトークンと、「BNT(Bancor)」というトークンを合体させたものです。

▼Bancorとは?

本記事では仮想通貨BNT(bancor/バンコール)についてご紹介します。 ICOで巨額を集めたbancorとは一体どのようなプロジェクトなのか。

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【その他】

現在多くのサービスや企業が様々なICO(トークン発行)プラットフォーム上でトークンを発行し資金調達を行っています。

しかしICOを行ったサービスや企業がしっかりとプロダクトを出しているものは少ないです。

そこで上述した、もの以外でDappsとして機能しているものを紹介していきます。

・A Crypt Air BnB

引用:https://www.cryptocribs.com/

シェアリングサービスである、AirBnBのイーサリアムプラットフォーム版になります。

(本家のAirBnBが運営しているわけではありません。)

支払いをイーサリアムのスマートコントラクトを利用して行っていきます。

安全と実績のあるGMOコインをオススメしますs。

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・STORJ(ストレージ)

StorjはクラウドストレージのDappsになります。

クラウドストレージサービスといえば、DropBoxやAWSなどが代表的なものとしてあります。これらのサービスは大きな1つのサーバを利用して、そこにデータを集約させる中央集権的なものです。しかしStorjはブロックチェーン技術を取り込むことで、セキュリティが強く、低コストで、絶対に落ちない分散型のシステムを実現することができます。

ディスク容量の貸し借りを誰でもSTORJを利用して実現できるサービスです。

▼Storjとは?
  本記事では Storj(STORJ) 及び、  Zaifに上場しているSTORJCOIN X(SJCX) を、解説していき

Dappsの課題と未来

課題

・スケーラビリティ問題

Dappsの課題としては現在スケーラビリティ問題があります。

イーサリアムプラットフォーム上で展開されているサービスも現在はイーサリアムのスケーラビリティ問題から、プライベートチェーンで展開せざるを得ない状況となっています。

この解決策として、イーサリアムでは、以下の技術を展開させようとしています。

  • プラズマ
  • シャーディング
  • キャスパー
▼これらについてもっと詳しく
プラズマ(Plasma)とは? プラズマ(Plasma)とは、一言で表すと... イーサリアムのスケーラビリティ問題を解決する為のサイドチェーン技術
シャーディング(Sharding)とは? シャーディングを一言で言うと... ブロックチェーンの取引処理を分割してスケーラビリティ問題を解決する技術
この記事ではCasper(キャスパー)について解説しています。 CasperとはイーサリアムがPoWからPoSへ移行する際に実装されるアルゴリズムであり、
・セキュリティ問題

もう一つセキュリティ問題も1つとしてあります。

TheDAOのようにハッキングされる可能性もあり、まだまだセキュアではないと言えます。

ですが、Quantstampのような企業がDappsのセキュリティ問題を解決しようとも動いています。

▼QuantStampとは

QSP(クアントスタンプ)って何? ブロックチェーンをより安全利用できるようにする イーサリアムのスマートコントラクトのバグ
動画インタビュー *QSP(クアントスタンプ)については次の「QSP(クアントスタンプ)とは?」の項にて解説していますので、下記を読んでから視聴す

未来

私たちが今ブロックチェーン及び、Dappsで感じていることは、これから訪れる非中央集権的体制のほんの一部分でしかありません。

DAppsのVCファンドの最高経営責任者(CEO)であるDavid Johnston氏もwhite paperでこう言っています。

「これらのDappsは、優秀なインセンティブ構造、柔軟性、透明性、弾力性、および分散された性質で、ユーティリティ、ユーザーベース、およびネットワークの評価において、世界の大手ソフトウェア企業を凌駕するだろう」

ジョンストンの言葉を引用すると・・

Everything that can be decentralized, will be decentralized.

-David A. Johnston

分散化で出来る全てが分散化されるだろう

-デイヴィッド A. ジョンストン

Dappsの今後の普及に期待ですね。

より仮想通貨・ブロックチェーンに興味のある方はこちらの本を呼んでみてはいかがでしょうか。初心者の方向けの本で、分かりやすくブロックチェーン・仮想通貨について説明してくれています。

今さら聞けない ビットコインとブロックチェーン

ビットコインをはじめとする、Dappsに触れるためには仮想通貨を購入することが必要です。

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国内の取引所で当サイトがおすすめするのが GMOコイン です。

GMOグループのうちの1つの企業で、規模や信頼は十分と言えるでしょう。

 まとめ

本記事ではDappsについて取り扱ってきました。

本記事の内容をまとめると・・・

  • Dappsはブロックチェーンを用いた非中央集権的なアプリケーション
  • Dappsは中央集権的な体制から非中央集権的な体制へと社会基盤を変える
  • ビットコインもDappsの1つ
  • Dappsにはまだ多くの課題が
  • Dappsは世界を変える可能性を秘めている

といいうような流れでDappsを解説していきました。

Dappsという単語はブロックチェーンや仮想通貨が浸透していくにつれて、多く聞かれることになると思われます。

今後も注目していくべきところです。

下記の記事で勉強をしていきましょう。

↓ ↓ ↓「仮想通貨の種類と特徴!代表的な種類を系統別に紹介!」


ICO イーサリアム (ethereum) ブロックチェーン