シルクロードとは?ビットコイン闇サイト・ダークウェブの歴史

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かつてビットコインの主要なユースケースは、闇サイトでの麻薬売買であったことを皆さんご存知でしょうか?

今でもこそビットコインの一般への知名度は上がり、世の中の多くの人が話題にし、手にするようになりましたが、数年前、まだまだビットコインの知名度がなかった時代、「シルクロード」という闇サイトでの麻薬売買が主要なユースケースでした。

シルクロードとは?

シルクロードとは、かつてアメリカ人の青年ロス・ウィリアム・ウルブリヒト(Ross William Ulbricht)によって運営されていた闇サイトです。

シルクロードでは、日夜、マリファナ、LSD、ヘロインといった禁止薬物の売買が行われていました。

ダークWebと呼ばれる通常のWebブラウザではアクセスすることができない、特殊なネットワーク上に構築され、Torを利用して匿名通信を行わないとアクセスできず、サーバや利用者の売買がIPアドレスを秘匿した上で利用可能な違法売買サイトでした。

2011年2月に設立され、2013年7月に閉鎖されるまで、約95万7079人の登録ユーザを得ました。

 シルクロードは何を目的としていたのか?

ロスは、シルクロードの目的を、「人類の弾圧政治と攻撃の利用を廃止する手段としての経済理論を用いる(wikipediaより)」であると述べています。

ビットコイン自体が、国家や政府に制約されない自由な通貨という思想を元に生まれたものであったため、ロスだけでなく初期のビットコイン信奉者には反国家主義的な思想を持った人が多くいたことは事実だったようです。

インターネット上で何でも買える、誰にも邪魔されない自由な市場の実現を目指した青年は、結果的に世界最大の麻薬売買サイトの運営者に成長します。

最盛期のシルクロード

ロスはシルクロードの運営者として、Dread Pirate Roberts(恐ろしい海賊ロバーツ)というハンドルネームを名乗り運営を行っていました。

シルクロードは、麻薬や違法商品の売買サイトとして広がり、瞬く間に世界最大の麻薬売買サイトに成長しました。

ビットコインの持つ匿名性とTorを組み合わせることで、物流でさえ足がつかなければ、一切の証拠を残すことなく違法な物品の購入が可能であったため、アメリカだけでなく全世界に利用者が広がり、最盛期には95万以上の登録者数を抱えました。

2013年7月に創始者ロスがが逮捕されるまで、シルクロードは繁栄を極め、一説によると2011年2月から2013年7月間で950万BTCもの利益を上げていたとも言われています。

ロス・ウルブリヒトの逮捕と終身刑

2013年7月にロス・ウルブリヒトは、図書館でシルクロードの運営作業をしているところを、FBIの捜査官に現行犯逮捕されています。

罪状は、マネーロンダリング、コンピュータハッキング,麻薬不正取引の共謀、殺人示唆などの容疑です。

2017年ウルブリヒトは終身刑を言い渡されています。

ロスは裁判において、「せめて刑期は決めてほしい」「私から老後を奪わないで欲しい」と繰り返し嘆願していましたが、願いはかなりませんでした。

シルクロード後の闇サイト

ロスの逮捕によって仮想通貨を利用した麻薬売買の時代が終わったわけではなく、シルクロード閉鎖後にもシルクロード2が設立されるなど、今も引き続き仮想通貨と匿名ネットを組み合わせた闇サイトは運営されています。

そこでは多くの場合Moneroなどの匿名性暗号通貨が利用されているようです。

一般に、ビットコインに対するイメージとしては、匿名性が高く、テロやマネーロンダリングに利用されるという印象があるかも知れません。 しかしながら、実

金融庁は匿名性暗号通貨への認可を出していないことがしばしば話題に登りますが、このような背景を考えると、安易に許容し難い側面があるのもうなずけるでしょう。

しかしながら、国内の取引所でビットコインを購入し、海外の取引所で交換すれば匿名性暗号通貨を手に入れられますし、国内から海外の闇サイトにアクセスすることもできるので、表面上の規制がどれだけ意味があるものかは疑問の残るところです。

ビットコイン・仮想通貨の問題点

シルクロードだけでなく仮想通貨には今後多くの問題があります。

  • 闇売買、マネーロンダリングなどに利用されること
  • 北朝鮮などの資金源になったり、テロの資金源になり得ること
  • セキュリティの問題で巨額の盗難が起こること

などが代表的な例です。先日のコインチェックの580億円の盗難被害もですが、依然、多くのリスクが存在する黎明期であるとも言えます。

コインチェックの社長の和田さんのこの発言もこうして見ると少し感慨深いです。

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日本では、仮想通貨のイメージは比較的クリーンで、多くの人がシルクロードなどの過去の歴史を知ることもなくビットコインを売買しています。

しかしながら、海外では仮想通貨の負の側面も広く認知されています。

今後、国内での議論の行方にも注目しましょう。

まとめ

  • シルクロードは、ビットコインを利用した麻薬売買サイト
  • 一時は95万人ものユーザーを集めた
  • 創始者は逮捕され終身刑を言い渡される
  • 依然闇売買に仮想通貨は利用されている


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