プライベートチェーンとは?パブリックチェーンとの違いや利便性を徹底解説!

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この記事ではブロックチェーン技術のプライベートチェーンについて徹底的に解説していきます。

プライベートチェーンとは仮想通貨技術の一つで、一つの組織内で管理されるチェーンのことです。

パブリックチェーンとの違いや、実用例を踏まえながら、仮想通貨初心者の方にもわかりやすく説明します。

<本記事の要約>
  • 中央集権的
  • ファイナリティが早い
  • 内部の不正のリスクが存在する

プライベートチェーンとは

冒頭でも述べたとおり、プライベートチェーンとは一つの組織内で管理されるブロックチェーンのことです。

プライベートチェーン

プライベートチェーンとは何かを説明します。プライベートチェーンには

  • 取引承認者(マイナー)が少ない
  • マイニング報酬が不要
  • 管理がしやすい

という特徴があります。それぞれについて解説していきます。

取引承認者(マイナー)が少ない

プライベートブロックチェーンは書き込み権限がひとつの組織に集中管理されるブロックチェーンです。そのため、プライベートブロックチェーンではない時と比べて、少ないマイナーで取引承認を行います。

そして少ないマイナーで十分ということはファイナリティー(決済完了までの時間)が非常に早いということになります。

マイニング報酬が不要

プライベートチェーン内での仮想通貨の取引は信頼のあるメンバー同士で行われることが前提です。不正があることは前提とされていません。よって、取引承認もメンバー内のノードを使って行えば済むということです。

したがってプライベートチェーン内では承認行為に対して報酬を出す必要はありません

管理がしやすい

プライベートチェーンはノードを指定してコミュニティを作成することが可能です。そのため全てのノードを把握することが可能です。

よってプライベートチェーンではブロックチェーンに記録された情報の公開範囲を指定するなど、管理がしやすいという特徴があります。

パブリックチェーン

名前からも分かる通り、パブリックチェーンはプライベートチェーンとは対のシステムです。

パブリックチェーンとは取引の承認(新たなブロックの生成)のプロセスに誰でも参加が可能なブロックチェーンです。

もちろん、誰でも取引を行い、ブロック内のデータを見ることができます。

パブリックチェーンの特徴はこちら

  • 中央集権的な管理者が不在で、民主的
  • 改ざんが不可能で、信頼性がある
  • 取引の承認に時間がかかる

ということがあります。それぞれについてプライベートチェーンと比較しながら説明していきます。

中央集権的な管理者が不在で、民主的

プライベートチェーンではある特定のノードが取引承認を行います。

それに対して、パブリックチェーンでは中央集権的な管理者が存在せず、ネットワーク上に存在する有志のマイナーが取引承認を行います。

そもそもビットコインといったブロックチェーン技術は国家などの中央集権的な資産の管理から、分散管理型社会を目指して始ま理ました。

その点において、パブリックチェーンは民主的です。

改ざんが不可能で信頼性がある

プライベートチェーンではネットワーク参加者が悪さをしないという信頼のもとシステムが成り立っているので、管理者はいくらでも台帳を書き換えて不正に仮想通貨を手に入れることが可能です。

しかし、パブリックチェーンでの取引承認はネットワーク全体の不特定多数の人たちによって閲覧可能なので、勝手に書き換えることはできません。

その点において、パブリックチェーンは信頼性があります。

取引の承認に時間がかかる

パブリックチェーンにおいて問題となっているのが取引の承認に時間がかかるということです。これを「スケーラビリティ問題」といいます。

スケーラビリティ問題についての記事はこちら

仮想通貨やビットコインを勉強し始めるとよく聞く「スケーラビリティ問題」。 これはビットコインの将来性を大きく左右する問題だと言われ

不正な取引のないようにトランザクションをまとめてひとつながりにしていく作業は膨大な計算が必要となります。

また一定時間内に処理できる取引の数は限られているので、送金するためには多額の手数料を払わなければいけない場合もあります。

他のチェーン技術

ブロックチェーンの形態はプライベートチェーンの他にコンソーシアムチェーン

があります。では詳しく触れていきます。

コンソーシアムチェーン

コンソーシアムチェーンとはプライベートチェーンの一種です。プライベートチェーンとの違いは、コンソーシアムチェーンでは

  • 管理者が複数企業である

という点です。それ以外の特徴に関してはプライベートチェーンとあまり違いはありません。

プライベートチェーンを使った仮想通貨技術

リップル(XRP)

プライベートチェーンを採用している仮想通貨として、リップルが有名です。

リップルはビットコインなどとは違う、Ripple社独自の分散型台帳システム「XRP Ledger」を使用し、支払・決済に特化した通貨として誕生しました。

特徴は以下です。

  • 中央集権的
  • 支払い、送金が早い
  • 通貨と通貨の仲介ができる(ブリッジ機能)

リップルについての記事はこちら

去年から注目度の高い仮想通貨、リップル(XRP)。 2018年1月23日現在で時価総額はビットコイン、イーサリアムに次いでランキング3位。アルトコインの中

Mijin

Mijinはネムのデベロッパーである3人が仮想通貨取引所「Zaif」を運営するテックビューロ社の専属となり、共同開発した技術です。

プライベートチェーンを採用しており、金融機関のインフラコストを抑えることを掲げており、セキリュティやスピードも改善していく方針です。

Enterprise Ethereum Alliance(EEA)

EEAは、2017年2月に、企業間取引に耐えうる企業ニーズに合致したイーサリアムの業界標準仕様を策定する組織です。

金融機関や企業間の取引ではプライベートな許可制のシステムが必要です。そこパブリックチェーンとコンソーシアム型プライベートチェーン間で相互互換性を持たせ、特定の企業や団体という枠に限定されずに利用するための取り組みとしてEAAが発足しました。

トヨタ、三菱UFJなどの国内企業も参入しています。

アリス(ALIS)

ALIS(アリス)とは既存のソーシャルメディアプラットフォームではほとんど不可能であった、信頼できる記事を人々に素早くアクセスすることを可能にすることを目的としたプラットフォームです。

プライベートチェーンを採用しており、セキリュティとファイナリティを高めることを目標としています。

アリスについての記事はこちら

本記事では仮想通貨ALIS(アリス)についてご紹介します。 ALISは日本産のプロジェクトでICOによる資金調達を行ったことで話題になりました。

プライベートチェーンの課題

プライベートチェーンには以下のような課題があります。

  • 内部で不正が起こるリスクがある
  • ネットワークを拡大するほど機能が低下

それぞれについて説明を加えていきます。

内部で不正が起こるリスクがある

これまでにも述べたとおり、プライベートチェーンのネットワークは信頼できる人たちで構成されていることを前提としています。

よって常に内部での不正の発生についてはリスクが存在します。

ネットワークを拡大するほど機能が低下

プライベートネットワークは承認の必要な管理対象を制限するから、利便性を保つことが可能となります。

ネットワークを拡大すると承認作業などに時間がかかってしまうため、機能は低下してしまいます。

まとめ

まとめるとプライベートチェーンは

  • 中央集権的
  • ファイナリティが早い
  • 内部の不正のリスクが存在する

といった特徴を持ちます。

仮想通貨を保有する際はぜひプライベートチェーンとパブリックチェーンの違いを意識してみてください。

こちらはブロックチェーンの記事になります。話は被る部分は多いのですが、改めて読んでみてはいかかがでしょうか。

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