ビットコインウォレットElectrum(エレクトラム)とは?特徴と使い方を紹介

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引用:https://themerkle.com/bitcoin-wallet-review-electrum/

本記事では、ビットコインの多機能ウォレットであるElectrum(エレクトラム)について解説します。Electrumは、非常に多機能なのに軽量使いやすい定番のビットコインウォレットです。

「ハードウェアウォレットを購入するほどではないけど…

取引所に資産を置きっぱなしにするのは怖い!」

そんな方は是非この機会にElectrumの使い方をマスターして有事の際に備えておきましょう。

Electrumとは?

Electrumは、ビットコインデスクトップウォレットの一つです。

Electrumがその他のビットコインウォレットに対して優れている点は、非常に軽量である点、多機能である点です。

また日本語対応もしておりますので操作にも困りません!

次項でそんなElectrumの特徴を詳しくご紹介します。

デスクトップウォレットとは?

この記事ではデスクトップウォレットについて、種類や使い方も含め分かりやすく解説していきます。 デスクトップウォレットってなに? 他と比べてどんなとこ

Electrumの特徴

さて、それではElectrumは何がスゴイの?という特徴を見ていきましょう。

  • 軽量に動作する
  • PCだけでなくスマホでも利用可能
  • コールドウォレット機能搭載
  • マルチシグネチャ機能搭載

軽量に動作する

もともとビットコインのデスクトップウォレットは、残高確認や送信・受信機能を利用するために、ブロックチェーン全体を同期しなければ利用ができないものでした。

現在、ビットコインのブロックチェーンは数百GBものサイズがあり、非常に長い時間ネットワークを同期したり、データをストレージ領域に保存しなければなりません

そのため、bitcoin-qtやbitcoindといったウォレットは、開発者ではない一般の利用者が使うには非常にヘビーなソフトウェアでした。

しかしながら、Electrumは、別途サーバーを立ててブロックチェーンの同期や管理などの重たい処理を肩代わりさせることで、ウォレットの実装を軽量化することに成功しています。

そのためElectrumは動作が非常に軽快で使いやすいと言えます。

PCだけでなくスマホでも利用可能

上述したように、軽量化に成功したElectrumはその特徴を生かしスマホへの移植も進めています。

android版スマホアプリもリリース(2018年2月現在iOSは非対応)しておりスマホでのウォレット管理もできるようになっています。

コールドストレージ機能搭載

コールドストレージ、コールドウォレットなどで使われる「コールド」はインターネットから完全に切断されたオフラインという意味があります。

Electrumはこのコールドストレージを作りセキュリティを高めることができます

具体的にはオンラインのPCとオフラインのPCをそれぞれ用意して、オンラインのPCには秘密鍵を保管せず送金できない状態にする。対してオフラインのPCに秘密鍵を保管、取引するときはオフラインのPC上で行うというもの。

これによりオンラインPCの大敵である不正アクセスなどの攻撃を避けることができます

また、下記のマルチシグネチャ機能とも併用するとよりセキュリティが高められます。

▼コールドウォレットとは?

今回は仮想通貨で使われる用語、ホットウォレット・コールドウォレットについてご紹介していきます。 1月26日に発生した国内大手仮想通貨取引所コインチ

マルチシグネチャ機能搭載

Electrumではマルチシグネチャアドレスのウォレットを作成でき、セキュリティを高めたウォレットにすることが可能です。

マルチシグネチャとは簡単に言えばマルチ(複数の)シグネチャ(署名)という言葉通り、通常は1ウォレットにつき1つの秘密鍵ですが、その秘密鍵を複数持つことです。

複数の鍵がそろわないと資産の移動ができないとするセキュリティ対策です。

のちほど解説しますが、一度作ったウォレットは後でマルチシグにできないため、マルチシグネチャタイプを作ってみたい方はウォレット作成プロセスのなかで「Multi-signature wallet」を選択しましょう!

▼マルチシグとは?

忙しい人に!3秒で分かるマルチシグ(マルチシグネチャ) マルチシグとは1つのウォレットアドレスに複数の鍵を所有すること セキュリティーが

Electrumの使い方

それでは、実際にこの定番ビットコインウォレットであるElectrumの使い方を解説していきます。

ここではインストール、ビットコインの入金・送金まで解説します。(おまけとしてコールドウォレット機能も解説します)

Electrumのインストール方法

Electrumをインストールするには公式サイトから、利用しているOSに対応した実行ファイルをダウンロードする必要があります。

https://electrum.org/#download

ダウンロードが終わり、実行ファイルを適当な場所に保存するとインストール完了です。

初期設定

起動するとInstall Wizard(インストールウィザード)が始まります。

これはAuto Connectを選択し先に進みます。

Wallet部分の欄は好きなウォレット名に変更ができます。

また、Electrumウォレットのデータをすでに持っている方はChooseより選択できます。

ここではウォレットの種類を

・スタンダード

・二段階認証

・マルチシグネチャ

・ビットコインウォレットアドレス・秘密鍵のインポート

以上から選ぶことができます。

二段階認証やマルチシグネチャはお好みでご選択ください。

ウォレットは複数持つことができますので、違いがよくわからない!という方はまずスタンダードウォレットを作ってみましょう。

ここではシード(復元パスフレーズ/下記で説明)について聞かれます。

新しくウォレットを開設する際はCreate a new seedを選択します。

黒で隠した欄にシード(復元パスフレーズ※)が表示されます。

英単語12個で構成されたこのシードは必ず紙に書いて無くさないように保管しましょう。

ウォレット情報が盗難に遭った際など、ウォレットの資産を復元できる重要なパスワードとなります。

※復元パスフレーズとは…

復元パスフレーズはウォレットの仮想通貨を復元できるパスワード。英語や日本語の単語12~24の組み合わせで構成されます。

例えば…「good like mean dog pepar someone …」などの12~24個の単語の組み合わせであり、これは他者へ教えてはいけない自分だけのパスワードです。

今回は復元パスフレーズについて解説していきます。 よく目にするけど一体どのようなもの? どうやって使うの? こんな疑問を解決していきます! 復元

次の画面ではシードを正確にメモできたか、確認画面が出てきますので記入します。

一文字でもスペルが間違っていると次に進めないのでご注意を!

ウォレットのパスワード設定画面が出てきますのでパスワードを設定しましょう。

こちらのウォレット画面になったらウォレットの作成は完了です!

シードとウォレットのパスワードは言い換えれば資産と同じです。忘れないように、また他人に教えないように厳重に管理しましょう。

日本語表記に変更

ちなみに、このタイミングで日本語設定に変更できるのでしておくと便利です。

ウォレット画面の左上メニューからToolsを選択しPreferencesを開きます。

小さなウィンドウが表示されたら上のタブからAppearanceを選択。

一番上のLanguage(言語)が選べますのでそこでJapaneseを選択。

ウォレットのウィンドウを一回消してまた再起動すると無事に日本語表記になります。

ちなみに…

ツール→設定→表示→基本単位で「mBTC」から「BTC」に、

ツール→設定→通貨→法定通貨「JPY」に変更するとより扱いやすくなります。ぜひお試しください。

ビットコインの入金

さて、ここまでできたらさっそくビットコインを入金してみましょう!

ビットコインを送金したことがない!という方はこちらで起訴知識をつけておきましょう。

忙しい人に!3秒で分かるビットコインの送金方法 ビットコインはメールのように送受信できるお金なので、送受信には専用アドレスを利用する ア

ウォレットの画面で上部のメニューから請求タブを選択。

するとあなたのビットコインウォレットの入金アドレスとQRコードが表示されます。

この入金アドレスをコピーしてビットコインを送る側にペーストして利用します。

ビットコインの出金

出金の場合は上部のメニューから送信タブを選択。

送金先のビットコインウォレットアドレスを入力し、送金する金額を記入します。

ビットコインの送金手数料は自分で選択することができますが、手数料を高く設定すると着金も早く安く設定すると着金も遅くなりますのでご注意ください。

「最大」というボタンを押すとウォレットの中身の最大限の金額を選択できます。

ちなみに送金先のアドレスを間違えると送金したビットコインは二度と返ってきませんので正確に記入するように!

コールドウォレット機能の利用(おまけ)

コールドストレージ機能は下記の流れで作ることができます。

上でも書いたように、オンラインのPCとオフラインのPC二台をご用意ください。

  1. オンラインPCにElectrumをインストール、ウォレットを作成
  2. インストーラをUSBメモリなどに保存
  3. USB経由でオフラインのPCにElectrumをインストール
  4. オフラインPC上で新規ウォレットを作成
  5. オフラインPCのウォレットでメニューから「ウォレット」→「マスター公開鍵」を選択
  6. 表示されるマスター公開鍵をコピー(テキストファイルなどでオンラインPCに移す)
  7. 今度はオンラインPCのElectrumでメニューから「ファイル」→「新規・復元」
  8. ファイル名(ウォレット名)をお好みで記入
  9. 「Keystone」「Do you want to create a new seed?」という画面で「Use public or private keys」を選択
  10. コピーしたマスター公開鍵を貼り付け

これで準備は完了。

送金時はこんな流れです。

  1. オンラインPCのElectrum送金ページで必要事項を記入し「プレビュー」を選択
  2. ウィンドウが出ますので「保存」を選択しUSBメモリなどに保存
  3. オンラインPCで「ツール」→「取引情報を読み込む」→「ファイルから」を選択
  4. 取引ファイルを選ぶ
  5. 署名を選択し取引を承認
  6. 署名後USBメモリに再び取引ファイルを保存しオンラインPCで読み込む
  7. 発信を選択

以上で完了となります。

そのためコールドストレージを使うと

オンラインで取引作成→オフラインで承認→オンラインで送金

このような流れとなります。

手間はかかりますが送金時のみの手間ですので、動かさない多額な資産を管理するのにはセキュリティも高くおすすめです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。以上のようにElectrumは非常に高機能なウォレットで某事件で問題になったコールドウォレット機能やマルチシグネチャ機能も実現可能です。

一般の利用者がどこまでする必要があるのかはわかりませんが、試しに触ってみると技術に対する理解が深まるのでオススメです。


ビットコイン (bitcoin) 仮想通貨 用語解説