政情混乱続くベネズエラで政府が仮想通貨「Petro(ペトロ)」を発行!

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ベネズエラ政府が独自の仮想通貨「Petro」(ペトロ)を発行すると発表しました。

国家が独自の仮想通貨を発行するのは世界初の試みです!

本記事では、話題の仮想通貨「Petro」についてご紹介いたします。

ベネズエラ政府が「Petro」を発行!

(引用:https://www.bbc.co.uk/news/amp/business-43133853)

日本経済新聞によると、2018年2月19日未明ベネズエラ政府は独自の仮想通貨である「Petro」(ペトロ)を20日に発行するとの声明を出し、20日実際に販売開始したと発表しました。

2018年2月21日現在、「Petro」の公式ホームページではプレセールが行われています。法人または一般の人でもプレセールに参加することができます。

ただし、今回の発行は機関投資家向けになっており、一部海外メディアは1単位あたり60ドル(約6440円)の売り出しを予定していましたが、ベネズエラ政府が最大60%の割引価格を提示していると報じました。

ベネズエラのニコラス・マドゥロ(Nicolas Maduro)大統領は「世界で初めて天然資源に保証された仮想通貨を発行した」(引用:日本経済新聞)と述べています。公式ホームページではプレセールに参加したり、ホワイトペーパーを見たりすることができます。

発行の背景

「Petro」を発行することになった背景として、ベネズエラの経済的な混乱があります。

ベネズエラは世界最大の原油埋蔵量を誇りますが、政府がばらまきや無理な価格統制を続けて経済が混乱しました。

2017年、ベネズエラの最高裁は議会を停止させ、名実共に三権分立、民主主義を無効にし、大統領の権限のみを残した形にするという奇策に出ました。さらに、ベネズエラは原油安の影響で超インフレ(年間2600%越)や食料不足に陥り、政府は報道制限を強化するなどしました。

マドゥロ大統領の独裁政策に対する世界の目は大変厳しく、アメリカのトランプ大統領がベネズエラに経済制裁を実施する大統領令に署名しています。また、EUからも武器禁輸の措置が取られるなど、世界各国からの圧力が高まっています。

そんな中、状況改善の策として考えられたのが、今回の「Petro」発行なのです。

しかし、専門家によると今回の「Petro」発行によって得るベネズエラ政府の収益は約50億ドルと分析されており、それはベネズエラが抱える対外債務(約1300億ドル)には到底及びません。

ペトロはどんな通貨?

マドゥロ大統領曰く、

「Petro」(ペトロ)の価値は原油や金など同国の埋蔵資源が保証している

とのことです。

ホワイトペーパーには以下のような計算式が明記されています。

ホワイトペーパーよりペトロの説明を一部抜粋すると、

「Petro(PTR)は石油資産に裏打ちされた法的根拠のある仮想通貨資産で、ベネズエラ・ボリバル共和国がブロックチェーンプラットフォームを使用して発行するものである。Petro(PTR)は市民に開かれたデジタル経済を推進させ、ベネズエラや他の新興国における暗号通貨資産の発展やイノベーションを加速させるためのプラットフォームとしての役割を果たす」

という風に書かれています。

また、ホワイトペーパーにはイーサリアムが使用した技術を利用していると記述されています。

Petroの将来性

Petroの公式ホームページには、「Road Map」が示されています。

(引用:http://elpetro.gob.ve/index-en.html)

Petroの示す「Road Map」を見てわかる通り、2月にはペトロブロックチェーンの初期検査や法の整備を行い、3月には非公開でトークンを販売したり、ペトロネットワークを調整したりしてICOを実施します。そして、4月には最終的な修正と認証がされるという流れになっています。

Petroに対する「はじめてのビットコイン」の意見

政府が独自の仮想通貨を発行して経済の立て直しを図るというのは、政策として面白い試みではありますが、当然、ベネズエラ政府の信用が問題になってくると考えます。

世界一を誇る原油や金などの保証があるとはいえ、ばらまきや無理な価格統制によって経済を混乱に陥れた政府の国際的信用はほぼないと言っていいでしょう。仮想通貨でも同じようなことが起こると、安定した通貨になりえません。

一方で、仮に「Petro」がベネズエラ政府の懐を温め、デジタル経済の発展に寄与したならば、あらゆる国が仮想通貨に対して良い印象を持つきっかけになるかもしれません。規制の姿勢を見せている中国や韓国の考え方を変える可能性は十分にあるのです。

もし読者の中に「Petro」に興味を持っている方がいるのなら、あまり高額な投資は危険ですので、最大60%の割引が利く今のうちにプレセールで購入しておくことをおすすめします。

まとめ

本記事では、ベネズエラ政府が発行した「Petro」(ペトロ)についてご紹介しました。

「Petro」に対する意見は三者三様だと思いますが、いずれにせよ、政府が仮想通貨に舵を切った背景や今後の政策方針、政府の国際的な信用力などについてよく知っておく必要があります。

また、埋蔵資源の価格に対応する通貨なので、石油だけでなくオイルシェールやタールサンドなどの採掘状況にも目を向けていきましょう。

「Petro」の今後の動向に目が離せません!


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