イーサリアムとNEO(ネオ)の違いを徹底比較!どちらに投資すべき?

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<本記事の要約>
  • イーサリアムとNEOはスマートコントラクトの実行基盤という大きな共通点を持っている
  • 大きな共通点を持っているが、明確な違いが存在する
  • イーサリアム、NEOはお互いに大きな可能性を秘めている

仮想通貨イーサリアム(Ethreum/ETH)とネオ(NEO)をご存知でしょうか?

イーサリアムはスマートコントラクトの実行基盤としての機能を持ち、アプリ開発のプラットフォームとなっている、現在時価総額第2位のアルトコインとなります。

一方、ネオ(NEO)もスマートコントラクトを実装し、アプリ開発のプラットフォームを目指しています。似た特徴を持ち、中国発の仮想通貨であることから、「中国版イーサリアム」と呼べれています。

よく似ていると言われるこの2つの通貨。本記事ではこの二つの通貨の特徴を紹介し、将来性を比較します。

イーサリアムとは

イーサリアムは、2015年にリリースされた「The World Computer」を目指している仮想通貨であると言われます。

The World Computerとはブロックチェーンを通貨としてだけでなく、汎用の分散型コンピューティング基盤として捉えた表現です。

イーサリアムは、スマートコントラクトと呼ばれる仕組みで価値の移転を自動化することで、保険、クラウドファンディング、予測市場などなど多くの用途に利用可能な分散アプリケーション実行基盤になることを目指しています。

イーサリアムの詳細は下記の記事で紹介しています。

本記事では通貨だけでなくスマートコントラクトの実行基盤としての機能を持った仮想通貨Ethereum(イーサリアム/ETH)について紹介します。 E

NEO(ネオ)とは?

NEO(ネオ)という通貨は元々Antshares(アントシェアーズ)という通貨でしたが、2017年6月に名称変更が施され現在の名前に変更されました。

NEO(ネオ)もイーサリアムと同じく「スマートエコノミーとして、NEO内で生活が完結する経済圏を目指す」という目標を掲げています。

NEOは多くのプログラミング言語に対応していて多くの開発者が参加することができるようになっています。

基本的にはNEOはイーサリアムに非常に似通った機能を多く持ち合わせています。

NEOの詳細については以下の記事で解説しています。

本記事では仮想通貨NEO(ネオ)を解説していきたいと思います。 特徴から将来性、チャート、購入できる取引所までまとめていきます。 忙

イーサリアムとNEOの概要

イーサリアムNEO
コンセンサスアルゴリズムPoW/PoSDBFT
スマートコントラクト開発言語solidityjavascript等、多くの開発言語対応
スマートコントラクトの保存場所メインチェーンメインチェーン
スマートコントラクト実行環境EVMNVM
開発者 vitalik buterinDa Hongfei
ブロック承認間隔約15秒約10秒
総発枚数97,462,149 ETH100,000,000 NEO
価格(2018年2月現在)約81,639円約1863円
時価総額 (2018年2月現在)2位6位
リリース2015年2016年

イーサリアムとNEOの共通点

イーサリアムとNEOは1つの大きな共通点を持ち合わせています。

この共通点によってイーサリアムとNEOは似ていると呼ばれているのです。

イーサリアムとNEOの共通点、スマートコントラクト実行基盤

イーサリアムとNEOは上記のようにスマートコントラクトの概念を持っています。

スマートコントラクトとは、一言でいえば契約の自動化です。身近なスマートコントラクトの例として、よく挙げられるのが自動販売機です。

自動販売機のフローは、

1. 自動販売機にお金を入れる

2. 飲みたいジュースを選択する

3. 自動販売機から選択されたジュースが落ちてくる

4. お釣りがあればお釣りを返す

こういった感じです。

スマートコントラクトの特徴は、

「◯◯されたら、◯◯する」という規約(ルール)に従って行動すると、自動的に、かつ第三者の介入なしに、必ず結果を得られる。

というところにあります。

この、ブロックチェーン上でこのスマートコントラクトを実装できる実行基盤がイーサリアムやNEOです。

これによって価値の移動の仕組みの自動化が可能で、色々なサービスが自動化できるとされています。

イーサリアムとNEOの違い

イーサリアムとNEOの違い1、コンセンサスアルゴリズム

ブロックチェーン技術には中央の管理者が存在していません。中央の管理者がないということは、その取引の正当性を決める絶対的な人が存在していないということです。そこで、ブロックチェーン上で取引の正当性を選ぶ人を決めるルールが存在します。これが、コンセンサス・アルゴリズムです。

イーサリアムはこのアルゴリズムとしてPoW(プルーフオブワーク)/PoS(プルーフオブステーク)を採用し、NEOはDBFT(Delegated Byzantine Fault Tolerant)を採用しています。

このコンセンサスアルゴリズムの違いによって通貨の性能は大きく変わってきますので詳しく説明します。

イーサリアムはPoW/PoSを採用

イーサリアムでは、現在はビットコインと同じくPoWを採用しています。しかしながらスケーラビリティの課題などから今後PoSに移行することが決まっています。

一般にProof of Workを採用している仮想通貨は、安定したブロックチェーンの稼働が可能である反面、スケーラビリティの問題を抱えています。

イーサリアムでは、PoWから徐々にPoSへ移行してスケーラビリティの解決を試みています。

性能よりも、安定性と安全性を優先して時間をかけた改善を試みていると言えます。

NEOではDBFTを採用

NEOのブロックの認証システムにDBFT(Delegated Byzantine Fault Tolerant)を採用しています。これを日本語訳すると、「ビザンティン耐障害性コンセンサスメカニズム」となります。P2Pなどの分散型ネットワークは、複数人での相互ネットワークで構成されています。

このような分散型ネットワークの問題としてしばしば取り上げられるのがビザンチン将軍問題となります。

ビザンチン将軍問題:相互に通信しあう何らかのオブジェクト群において、通信および個々のオブジェクトが故障または故意によって偽の情報を伝達する可能性がある場合に、全体として正しい合意を形成できるかを問う問題です。一般的には、インターネットのような信頼のおけないネットワークにおいて、見知らぬ人とどうやって信頼を築きあげるかという問題があります。

この問題を解決するために生み出されたのがDBFTとなっています。

DBFTはノード(ネットワークユーザー)の中から、帳簿係として不正行為を働くノードを選ばないように、NEO保有者の投票で、評価が高く信用のおける複数のブックキーパーと呼ばれる帳簿係(マイナー)を決めています。

このブックキーパーには誰しもがなることが可能で、このブックキーパーを選定するために、プラットフォーム内のNeoGas(GAS)を貯めたり、ネットワーク内のユーザーから評価を集めるなど独自のアルゴリズムで条件が決められています。

ユーザはブックキーパーになることで、マイニング報酬としてNeoGAS(GAS)を受け取ることが可能となっています。

イーサリアムとNEOの違い2、スマートコントラクト開発言語

イーサリアムとNEOではスマートコントラクトの開発言語が違います。

イーサリアムは独自開発の言語であるsolidityを使っています。なので、実際にこちらを利用しようとした際、一から言語を学ばなければならないというデメリットがあります。

一方NEOでは、NEOプラットフォーム内での開発に多くのプログラミング言語を採用できます。採用言語としては「Java、.NET、Python、C、C#、C++」のような様々な言語があります。このように開発に新たな言語の習得が必要でないため、イーサリアムよりも数多くの開発者が比較的簡単に開発に参加できるようになっています。

イーサリアムとNEOの違い3、ガストークンの存在

イーサリアムとNEOはトランザクション手数料をガスという名称で呼んでいます。

そのガスをイーサリアムの場合はトランザクション手数料をただ単にガスと言い換えているだけなのですが、NEOの場合、NEOガストークンというトークンを発行して、そのNEOガストークンによってトランザクション手数料を支払うような形となっています。

開発状況と将来性

すでに非常に多くのサービスがイーサリアムを利用したICOを行っていますが、実はイーサリアムはまだ開発途中です。現在は全四段階の開発経過のうちの三段階目(メトロポリス)であり、セキュリティー強化やスマートコントラクトの簡易化を行っています。このアップデートは2018年に終了する見込みであり、多くの企業が注目しています。企業によるイーサリアムの導入が増えれば、イーサ(ETH)の価格は大きく上がっていくと思われます。

一方でNEOも同様にICOプラットフォームとして機能していく予定ですが、2018年3月現在NEOプラットフォームでのICOは行われていません。

今後NEOでもイーサリアム同様にICOが行われていけば、ネオの価格も高騰していくことと思われます。

まとめ

今回はイーサリアムとNEOの違いを解説してきました。

まとめると以下のようになります。

共通点

・スマートコントラクトの実行基盤

違い

・ イーサリアムはPoW/PoS、NEOはDBFTのコンセンサスアルゴリズムを採用

・開発言語がイーサリアムはsolidity、NEOはJavascript等の多くの言語

・関連トークンの存在

お互いにスマートコントラクトの実行基盤として機能している仮想通貨であるイーサリアムとNEO。イーサリアムは今後ビットコインを抜くかもしれないと言われている仮想通貨です。

そして中国発のNEOは中国版イーサリアムと呼ばれ、中国国内の仮想通貨規制によってイーサリアムが中国国内で使われなければ、中国という大きなマーケットでNEOは大きな注目を浴びるはずです。この2つの通貨は今後の仮想通貨の市場において大きな影響力を持っていくと思われます。

今後ともに2つの通貨の開発状況や社会への浸透度に期待をしましょう。


アルトコイン イーサリアム (ethereum)