仮想通貨QSP(クアントスタンプ)とは?−イーサリアムをよりセキュアに−

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<本記事の要約>
QSP(クアントスタンプ)って何?
  • ブロックチェーンをより安全利用できるようにする
  • イーサリアムのスマートコントラクトのバグ検証プロトコル
  • 監査証明による安全性の保証をする
  • 将来的にスマートコントラクトバグ検証の自動化を目指す

仮想通貨イーサリアムには、スマートコントラクトと呼ばれる機能が存在します。

この脆弱性によって過去にハッキング事件が起こっています。過去にはイーサリアムクラシックの分裂の発端となったThe DAOやParityのマルチシグウォレットのバグなどで数100億円もの資産が盗まれたり、ロックされたりしました。

QSP(クアントスタンプ)は、そういったバグを発見することで未然に事故を防ぐことを目的にしたプロジェクトです。

この記事ではQSP(クアントスタンプ)の特徴・将来性・購入できる取引所について徹底的に解説していきます!

QSP(クアントスタンプ)とは

名称QSP(クアントスタンプ)
通貨単位QSP
仕様ERC-20
発行上限枚数976,442,388 QSP
時価総額$3,228,660 USD
ICO開始2017年11月
公開日2017年11月
国内取引所
海外取引所Binance,Huobi

(2018年2018/05/11現在)

・QSPが出来た経緯

QSP(クアントスタンプ)は、イーサリアムのスマートコントラクトのセキュリティ監査を行うためのプロジェクトです。

近年、イーサリアムのスマートコントラクトは、あらゆる契約や組織の仕組みを自動化することができるのではないかと注目されていますが、実はセキュリティが非常に重要です。

これまでもThe DAOにおけるバグで$55M相当のイーサを紛失したり、Parity multi-sig walletのバグで$30Mのイーサを取り出せなくなったりと、スマートコントラクトにおけるバグは深刻な事件につながってきました。

スマートコントラクトを本番の環境に公開してからバグに気づいたのでは取り返しのつかない結果になります。事前にセキュリティをテストし監査する必要があります。

QSP(クアントスタンプ)はこの問題を解決すべく、スマートコントラクトの自動テストと監査の仕組みを構築することに取り組んでいます。

・QSPのソリューション

QSP(クアントスタンプ)は、スマートコントラクトのセキュリティ対策として、具体的に以下のような提案を行っています。

  • セキュリティの専門家の知見から、スマートコントラクトのsolidity(イーサリアムスマートコントラクトのプログラミング言語)の解析を行う方法を提案
  • イーサリアム上でプラグラムを解析して、監査証明書を発行するために利用可能なQSPトークンを発行
  • 将来的に、バグがあった場合に損失を補填する保険などとの連携も視野に入れてスマートコントラクトの安全補償に取り組む
・期待感あふれるQSP

昨年2017年11月15日~22日の間にICOを行い、87,000ETH(約33億円)を調達しました。

その後、審査通過率3%ともいわれるシリコンバレーの名門スタートアップ養成所・Yコンビネーターに参加。

サッカー日本代表の本田圭佑が手がける個人ファンド「KSK Angel」からの投資も受けています。

また、QSP(クアントスタンプ)はEthereum上で遊べる猫の育成ゲームとして話題になったCryptoKittiesのセキュリティテストなどにも採用されています。

詳しい情報は公式のホームページをご覧ください。

また、こちらの記事でQSP(クアントスタンプ)CEOのリチャード・マ氏への独占インタビューも行っておりますのでご覧ください。

ブロックチェーンにかける彼の思いが垣間見えます。

動画インタビュー *QSP(クアントスタンプ)については次の「QSP(クアントスタンプ)とは?」の項にて解説していますので、下記を読んでから視聴す

QSP(クアントスタンプ)の特徴

(引用)

スマートコントラクトのバグ検証をするプロトコル

QSP(クアントスタンプ)の保有者は、QSPトークンを払うことで自身のスマートコントラクトを自動テストすることができます

QSP(クアントスタンプ)プロトコルは、イーサリアムネットワーク上のすべてのスマートコントラクトを監査可能なスケーラブルで費用対効果の高いシステムを目指しています。時に大きなお金を動かす必要のあるスマートコントラクトでは、安全なセキュリティが不可欠になります。QSP(クアントスタンプ)はイーサリアムのすべてのスマートコントラクトを監査し、安全性を保証します。

これにより、The DAO事件のようなスマートコントラクトの深刻なバグを未然に防ぐことを目指します。

監査証明による安全性の保証

プログラムの開発者は、QSPトークンを支払うことで、自動テストの実行だけでなく、監査証明を受けることもできます。監査証明とは、わかりやすいことばでいうと、QSP(クアントスタンプ)による自動テストをパスしたという安全性の保証です。

QSP(クアントスタンプ)の利用者は、セキュリティテストによってバグが起こることを防ぐことができるだけでなく、セキュリティの観点から一定の基準をクリアしたプロダクトであるというお墨付きを得ることができるのです。

自動テストと半自動テスト

QSPのWhitepaperによるとセキュリティテストには2つの方法があるとされています。

  • The conflict-driven distributed SAT solverと呼ばれるアルゴリズムを用いたプログラムの自動テスト
  • バグを発見者に対して報酬を払う仕組みを導入することで、人間による安全性の検証を実現する仕組み(これは完全な自動テストに移行するまでの間のつなぎの機能であるとされています。)

SATとは、数学的なアルゴリズムで、プログラム中の変数の組み合わせに対して、不都合な結果が生じないかをチェックするための仕組みです。

現状ではまだ自動テストのみでは十分なセキュリティの保証ができないため、インセンティブをつけた手動監査の仕組みも導入しているようです。

QSP(クアントスタンプ)の過去のチャート推移・時価総額

(引用)

(2018/05/11のチャート)

時価総額と価格推移ですが、11月末から約7倍程度になっています。

QSP(クアントスタンプ)はイーサリアムのスマートコントラクトバグ検証システムなので、価格は今後、イーサリアムの価格とも連動していくでしょう。

QSPの開発状況と将来性

開発状況

(引用)

2018年ロードマップ(日本語翻訳版)

  • 1月 QSP(クアントスタンプ)検証ノードの構築(拡張イーサリアムノード)。
  • 2月 分析ソフトウェアv1を検証ノードに追加。分析ソフトウェアv1を使用して第5半自動監査を完了。
  • 3月 テスト段階を始め、QSPプロジェクトのインセンティブの仕組みを改善。アップグレード可能なプロトコル用のトークンホルダガバナンスシステムの実装。
  • 4月 テストネットへのデプロイ。システムの学術審査の開始。
  • 5月 最初のQuantstamp hackathonを開催
  • 6月 パートナーと共に、スマートコントラクトバグ保険の業務を開始
  • 7月 テスト/インセンティブ調整の数ヶ月後に、メインネットのトークン所有者投票を行う
  • 8月 メインネットv1をリリース
  • 9月 メインネット v2のBFTによる分散型SATコンセンサスの作業を開始
  • 10月 スマートコントラクトバグ保険のアルファ製品をメインネットのスマートコントラクトに追加

QSP(クアントスタンプ)はParityのバグによる資産凍結のあとに、Solidityの静的解析を行うプロトタイプをリリースしました。2017年の間は、半自動のセキュリティコンサルティングに取り組んでおり、Request Networkなど数件のプロジェクトの監査を行った実績があります。

2018年1月には、ブロックチェーン上で自動テストを実行するvalidatorのリリース、4月にはテストネットへのデプロイ、8月にはメインネットへのデプロイを予定しています。

将来性

・イーサリアムとの関係

イーサリアムブロックチェーンを利用したスマートコントラクトにおいて、セキュリティの問題は非常に大きな問題です。今後イーサリアムを利用したアプリケーションが登場するたびにこの問題はついて回ります。また、自身の公開したプロダクトがセキュリティ面で一定の基準を満たしていることを表記するQSPの監査証明機能の需要も増えてくると考えられます。

また、イーサリアムはプラズマという仕組みを今後導入していきます。このプラズマが導入されれば、イーサリアムのスケーラビリティ問題が解決され、より多くのスマートコントラクトが実行されます。

イーサリアムが利用される頻度が増えるほど、スマートコントラクトバグ検証の自動テスト及び、監査証明に利用可能なQSPトークンの需要は今後増えてくると考えられます。

・強力な支援者

引用:QSP公式ページ

QSP(クアントスタンプ)には強力な支援者が多くいます。Yコンビネーターやブロックフォリオは有名ですよね。

また、CEOのリチャード・マはイーサリアム創業者のヴィタリックブテリンとも交友があり、サッカー日本代表の本田圭佑からも出資を受けているなど、多くの協力者がいます。

QSP(クアントスタンプ)を購入できる取引所・購入方法

現在最もQSP(クアントスタンプ)が取引されているのがHuobiで、約60%のシェアとなっています。2番目にQSPが取引されているのはBinanceで約33%のシェアとなっています。

QSPの取引が多いのはHuobiですが、取引するのはバイナンスをおすすめします。

Binanceは600万ユーザーを誇り、現在世界取引高1位の取引所で銘柄も豊富で使いやすく非常におすすめです。また、登録も簡単で、日本語対応しています。

こちらの記事にバイナンスの使い方などが書いてあるので、参考にどうぞ

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QSP(クアントスタンプ)に対する「はじめてのビットコイン」の意見

QSPは既存の課題を解決しているのか?

QSPは、イーサリアムのスマートコントラクトのセキュリティ対策という非常に重要な課題に取り組んでいます。技術的背景やセキュリティコンサルティングとしてのこれまでの実績など、活動面でも申し分のないプロジェクトであると言えます。

QSP(クアントスタンプ)の投資としての価値は?

前述したように、QSP(クアントスタンプ)には、スマートコントラクトのセキュリティテストや監査など有用なユースケースが準備されており、プロダクトが順調にリリースされ、イーサリアム上で、より多くのスマートコントラクトの実行が増えてくればQSPはより大きな需要を生むと考えられます。

まとめ

本記事では仮想通貨QSP(クアントスタンプ)を紹介してきました。

ブロックチェーンを将来的に、よりセキュアに、そして誰もが気軽に利用できる世の中を目指しているQSP(クアントスタンプ)は、大きなビジョンが見えるプロジェクトです。

投資的な目線を抜きにしても注目すべきプロジェクトがQSPでしょう。

動画インタビュー *QSP(クアントスタンプ)については次の「QSP(クアントスタンプ)とは?」の項にて解説していますので、下記を読んでから視聴す

それでは改めて、仮想通貨QSP(クアントスタンプ)をまとめると

  • ブロックチェーンをより安全利用できるようにする
  • イーサリアムのスマートコントラクトのバグ検証プロトコル
  • 監査証明による安全性の保証をする
  • 将来的にスマートコントラクトバグ検証の自動化を目指す

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