仮想通貨Ardor(アーダー/ARDR)とは?特徴、チャート、取引所、将来性をまとめ

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仮想通貨Ardorは、仮想通貨Nxtからハードフォーク分岐して出来た仮想通貨です。

Ardorは、Nxtのサイドチェーンの利点を備えた上で、新たな特徴を付加して、独自の進化を遂げました。

Ardorとは?

Ardorの基本情報

和名呼称アーダー・アルドー
開発者Jelurida
設立年2016年7月23日
通貨記号ARDR
総発行枚数1,000,000,000 ARDR
コンセンサスアルゴリズムPoS
時価総額52,077,875,406ADOR
順位50位
公式サイトURLhttps://www.ardorplatform.org/

概要

Ardorプラットフォームは、ブロックチェーンのスケーラビリティの問題を解決してブロックチェーンのパフォーマンスを向上させます。

サイドチェーンに契約情報のコードを記述して動作させることで、メインのブロックチェーンの負担が軽減され、処理能力を大幅に向上させることができます。また、ハッキングなどの外部からの攻撃にも対処しやすくなると言われています。

ArdorではNxtの技術で作られたメインブロックチェーンの技術を基盤として、そこにサイドチェーンの技術を加えました。

Ardorのサイドチェーンは企業が自由に立ち上げることができ、そのすべてのサイドチェーンはArdorのブロックチェーンによって保護されています。企業がArdor上にサイドチェーンを作り、Ardorのブロックチェーン技術を利用できることこそがArdorの最大の特徴なのです。

この特徴を公式サイトではBlockchain as a serviceと読んでいます。プログラミングをすることなく、企業がサイドチェーンを立ち上げることを目指します。

Ardorの特徴

Ardorの特徴を解説していきます。

支払いシステムの概要

①Native Token:手数料は子チェーンで作ったトークンで支払う

子チェーン上で発生する取引手数料は、その子チェーンの固有のトークンで支払いを行います。子チェーンのユーザーが、プロジェクトに参加するためにわざわざArdorトークンを持つ必要はありません。

②Bunde:手数料をまとめて支払う

Bundlerという取引記録をまとめる権限を持っている人が、子チェーン上で取引手数料(子チェーントークン)を徴収した後、取引記録をまとめてアナウンス、メインチェーン側に承認手数料(ARDR)を支払います。

③プラットフォーム全体の資産

子チェーンのユーザーは、Ardor上に存在する資産をプラットフォーム全体の他のすべての子チェーンと保持し、取引することができます。

④簡単に作成可能

子チェーンの作成自体は簡単にできます。権限さえあれば、ボタン一つで作成可能なので、開発技術を持たない企業も採用しやすいのが利点です。

ほかの仮想通貨との連絡

現在1000種類程あると言われている仮想通貨ですが、通常は、異なるブロックチェーン同士を繋ぐことは出来ないので、取引所を介するしかありません。

しかし、Ardorの子チェーンIgnisには、2つのペグ(連結口)を持っていて、これは他のチェーンと連結することが出来ることを意味し、APIにて 他の仮想通貨とドッキングすることが可能です。

IGNISを利用すること

親チェーン(マルチチェーン)であるArdorのトークンをARDR、その中に存在する子チェーンであるignisのトークンをIGNISと呼ぶ。

NXTの頃は、NXTと独自通貨トークンが全て一本のブロックチェーン上でやりとりされていたため、取引データが大きくなりすぎてスケーラビリティに問題が生じていました。

なので、Ardorでは、メインチェーン上で取引される通貨はARDRのみにして、それぞれのトークンのやりとりは全て各々の子チェーン上で行われ、取引手数料もその子チェーンで流通しているトークンによって行われます。

子チェーン上での取引記録は、Bundlerというその子チェーンの責任者によってまとめられます。そして、まとめた取引記録をBundlerがメインチェーン上にアナウンスすることで承認されます。この際、Bundlerは承認手数料をARDRで支払います。

この一連の取引の流れをBundleといい、これによって、常にトークンの取引記録がメインチェーンを占拠することを防止しています。

したがって、NXTよりもトランザクションが改善されています。

安全性が高い

子チェーンの取引記録がより安全性の確保されたArdorのメインチェーン上で承認されるため、トークン取引の安全性が高くなっています。

企業の参入のしやすさ

子チェーンで独自通貨を誰でも簡単に発行でき、なおかつその取引に安全性を持たせることができるので、ブロックチェーン開発技術を持たない企業でも簡単にプラットフォーム上に参入できるようになりました。

企業の参入機会が増えることは、コミュニティの活発化にもつながります。

Ardorの開発状況と将来性

Ardorの開発状況

1 NXTをハードフォークにより分裂させ、NXTからArdorを誕生させる

2 Ardorの中にignis(イグニス)という子チェーンを作る

3 2018年1月1日に完全版としてリリース

となっていますが、現状、公式サイトを見る通り、小チェーンの作成には開発者に直接連絡をする必要があり、Blockchain As a Serviceと呼ぶにはまだ遠いように見えます。

Ardorの将来性

①子チェーン承認のインセンティブが小さい

Bundlerという取引記録をまとめる権限を持った人がArdorのメインチェーン上にアナウンスすることで子チェーンの取引は達成されます。このとき、Bundlerは承認報酬として、子チェーンで流通している独自通貨トークンを手数料の形で受け取り、メインチェーン上に承認手数料をARDRで支払います。

しかし、当然独自通貨トークンの価値はARDRに比べて低いため、Bundlerは結果として赤字となります。

このことは子チェーンによる独自通貨トークン発行を妨げる可能性があります。

②主要機能を担うIGNISのICO買占め

IGNIS内の独自トークンを発行する際のICOで、買占めが起きたことが問題になりました。初回のICO発行を全て一つのアカウントが買い占めたのです。

こういったICOの不健全さは後発の参入を阻害する可能性があるため、かなり幸先の悪いスタートになりました。

LiskやEtheriumとの比較

LISKがサイドチェーン上でスマートコントラクトの開発が可能なことやイーサリアムがICOに利用されやすいプラットフォームが可能なプラットフォームであることを考えると、機能は劣っていると言えます。LiskやEthereumについては下記記事を参照ください。

本記事では仮想通貨Liskについてご紹介していきます。 仮想通貨Liskは2017年初頭から価格が50倍以上になっている注目銘柄。 Lisk
本記事では通貨だけでなくスマートコントラクトの実行基盤としての機能を持った仮想通貨Ethereum(イーサリアム/ETH)について紹介します。 E
仮想通貨イーサリアム(Ethreum/ETH)とリスク(Lisk/LSK)をご存知でしょうか? イーサリアムはスマートコントラクトの実行基盤として

一方でArdorの機能は同じくNxtのコミュニティから開発がスタートしたNEMなどに近いとも言えます。サイドチェーンによるスケーラビリティを実現している点がNEMに比べたArdorのメリットです。

これはNEMのカタパルトによる性能改善次第とも言えるため、現段階では一概に比較することはできません。

本記事では仮想通貨NEM(ネム/XEM)について解説していきます。 コインチェック事件で何かと話題ですが、どんな仮想通貨なのかご存知ですか。 201

過去のチャート

(引用)

これは、2017年11月現在までの一年間のARDR/USDチャートです。

2016年6月

アルトコイン高騰の際、この通貨も高騰し、その後少し落ち着いた後、IGNISのICOが順調だったせいか再び価値が上がってきています。

2016年7月

公開時は1Ardor=約0.04USDでしたが、その後次第に値を下げていき、2017年初めは1Ardor=0.01USD近辺を推移していました。

2017年5~6月

5月の終わりに一度価格が下落しました。

全体としては急騰し、1Ardor=0.29USDの高値を記録しています。わずか3ヶ月の間に約30倍も価格が上昇しています。

Ardorを購入出来る取引所

Bittrex

アメリカに本拠地を置く世界最大級の仮想通貨取引所。200種類程度のアルトコインを取り扱う。手数料は0.25%。少々、手数料が高い。

Poloniex

Bitterexと並ぶ規模のアメリカの仮想通貨取引所。売買できるアルトコインの種類は100種類前後だが、売買量は世界トップクラス。手数料は0.10〜0.15%。

アカウント開設に必要なものは、メールアドレスのみ。

Hitbtc

HitBTCはイギリスに本拠地を置く取引所です。

ここではIOUと言って、発表された直後の未上場ICOコインを先物取引できます。

手数料は、取引額の0.1%。

海外の取引所で購入するにしても、まずは国内の取引所でビットコインを購入した後に、送金する必要があるため、国内の取引所の登録は必須です!

まだ、国内取引所の登録が済んでいない方は、以下より簡単に開設が可能です。

「はじめてのビットコイン」では、「GMOコイン」をおすすめしています。

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まとめ

参入障壁の低さが魅力でもある、プラットフォームであるArdorは、NXTの基盤を受け継いで改良が加えられています。

Bundleの子チェーン承認インセンティブの低さが課題ですが、ブロックチェーン技術の抱えるスケーラビリティの問題を解消する上で、サイドチェーンの存在は重要です。

いかにこの問題を解消するかに期待です。


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